RICOH GRⅡを評して結局先代GRを購入した話

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先月末、ライカQ Typ116を正式に発注し入荷を待ち焦がれている僕。今使っているLX100はサブ機に、と思ったのですが…

LX100で気に入っているマニュアルUIはLeica Qでもできてしまうので、もう少しセンサーが大きくて、クロップしたときにも解像感がキチンと出るものが良いなと思いRICOH GRⅡを見に行ってきました。

GRⅡは今年7月に発売されたのですが、先代機と大きく変わったのはWiFi経由でiPhone/Androidと連携できる点です。他にも撮影枚数が増えたとかフィルターの種類が増えたとか色々あるのですが、価格差ほどの違いは感じていません。

SDカードを持参して、お店の方にお許しをいただいた上で試写したデータを持ち帰ってRetinaディスプレイに写し出すと、画角を47mmにクロップしても、ものスゴイ解像度でびっくりしました。毎度腕時計が被写体でスミマセン(‘д` ;)これしかないもんで(袖汚れてなくて良かったぁ)…
モノ撮りの多い僕には十分すぎるかもしれません。
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開放値はF2.8の筈ですが、背景のボケが想像より豊かで柔らかい一方で、被写体はバキバキな解像度を維持できています。これは写真というより「複写」という感じです。
クロップをしない画角28mmの絵が下の通りです。マクロモードでギリギリ(10cmくらい)まで寄ってみました。これも解像度抜群です。金属の質感が良いです。
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LEICA Qのクロップは撮影時のフレーミングに28/35/50mmのそれぞれの枠がファインダーに表示された状態で撮るんですが、GRの場合はそれぞれの画角を背面の液晶いっぱいに表示する仕様です。もちろん撮影時にクロップすることも、撮影後カメラ内現像でクロップすることも可能です。

最近マクロ撮影を光学的に追及する(言い換えればレンズで選ぶ)よりも撮ったものをあとからクロップすればいいじゃん(邪道かもしれませんが)ということに気づいたのですが、マイクロフォーサーズのセンサーサイズでは拡大するとディーテイルの甘さが目立つんですよね。 その点APS-Cサイズのセンサーを積むGRはクロップしても破綻がほとんどありません。驚愕しました。センサーサイズが大きいことのメリットってこういう時に発揮されるんですね。

そして、センサーサイズもさることながら、光学性能もズバ抜けて高いんじゃないでしょうか?とにかく「解像度が高い」という評価以外思い浮かびません。ローパスフィルターレスレンズってみんなこうなの?といっても、RX1Rくらいしか思い浮かばないですけど。

マニュアルでフォーカスを追い込むとかその辺りはごっそり削ぎ落とされています。かと言ってAFの性能は特別速いわけでも的確だということもありません。特に暗所では迷いやすいそうです。おまけに手ブレ補正は一切なしですね。

これ子供に渡したらすごく面白い写真を撮ってくれそうです。今回モノしか撮りませんでしたが、スナップ撮影には最適だと思います。

レンズは電源を入れると全面にせり出すタイプですね。結構レンズ内やセンサー部にゴミが入った(((( ;゚д゚)))というレビューを目にするんですが、こればかりはなってみないとわからないです。

USB給電ができること。これって持ち歩きには必須だと思うんですが、GRも対応してくれています。しかし!カメラ側は特殊形状のUSBですので汎用的ではないです。

僕はこれを入手したら鞄に突っ込んでおくでしょう。もう常に持ち歩くでしょうね。写真に拘りたい時にはLEICA Q、不測のシャッターチャンス用にGR。こう棲み分けると実に使い勝手がいいのです。

ということで、先代GRを買ってしまいました。GRⅡと迷ったんですが、LEICA Qが来ますからファームウェアの熟成されきった先代機で十分という判断です。カメラからiPhoneに画像転送してそのままFlickrにアップできたとしても、他人様に見せられるようになるまでは他にも工程を踏まないといけないわけで、どうしてもMacでの作業が必要になります。だったら、この機能は諦めてもいいな。

リコー機はCX2、CX3と続いて3台目で思い入れがあります。今度こそ永い付き合いになりそうです。来年3代目を出すのだけは勘弁して欲しいですけどね。

ところで、この記事以降画像をクリックすると画面内にフル拡大するプラグイン「Lightbox 2.8.1」を導入しました。結局検索では分からず自分でタグを編集して実装できたので、近日記事に方法を記載したいと思います。ライブドアブログを使っていてFlickrの写真を画面遷移せずに拡大する方法を知りたい方は楽しみにしてください。

 

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