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Material with texture of a crocodile leather

雨で濡れてしまったコードバン(馬革)の復活方法をnoteで見つけたので紹介します。

これから間も無く梅雨入りということで、革靴好きにとっては悩ましい時期になります。

今年は宮城興業でコードバンの和創良靴を九分仕立てでオーダーする予定の僕には、雨に遭ってしまったコードバン靴なんて想像もしたくないくらいです。

コードバンは牛側に比べて摩擦なんかには強い一方で、水に弱いんですね。それはコードバンの銀面(表面)に見える部分は起毛状を寝かせたものだからなのです。

僕もカミーユフォルネのコードバンの財布で経験しましたが、水に濡れた状態で時間を置くと水膨れたような浮腫みが生じます。ギラッとした光沢が長所のコードバンにこれは非常に見栄えが悪い。そして、コロニルのシュプレームクリーム(ディアマント)で磨くと、元通りになることもあれば跡が残ることもあり、非常にハラハラさせられるんですよね。

でも、こんな記事をnote.muで見つけました(詳細はリンクをご覧下さい)。


この対処法のキモとなるのは、前処理後にアルコールスプレー(正確にはエタノール)を靴全体に噴射することです。動画をご覧いただくとわかるのですが、かなりの量をかけていますね。

その後にワックスを塗りこむことで完成です。ここもポイントで、乳化性のクリームより固形ワックスの方が適切かもしれません。

とんでもない良記事が落ちているものです。というかZinryu氏の革に対する造詣の深さが半端ないのです。

僕はこの手法をクロコダイル革にも使えないかと目論んでいます。

とはいえ、試してみるのも怖いし、クロコダイルは小物で使うので靴のような雨濡れに遭遇することって恐らくないんですよね。

オールデンなどのコードバン靴をお持ちの方で、思いがけず雨に遭遇してしまった方はぜひ試してみてください。

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