K.Iwahashiが語るラグジュアリー論







温かみを感じる、クレドール『叡智Ⅱ』生誕10周年記念ピンクゴールドモデル

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温かみを感じる、クレドール『叡智Ⅱ』生誕10周年記念ピンクゴールドモデル
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'79年生まれ。1浪2留の追加モラトリアムを経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融セクターのIT部門にて(マジメに)勤務。 時計や車などのラグジュアリー、服飾、DTM、それらにまつわる書籍の記事が得意です。

HODINKEEのハンズオン記事よりSEIKO CREDOR(セイコークレドール)『叡智えいちⅡ』を紹介します。

すでにプラチナケースが先行しているセイコークレドール『叡智えいちⅡ』。初代『叡智えいち』は2008年、プラチナケースにノリタケ製陶磁ダイアル、青焼きの針、10時位置にパワーリザーブという仕様で世に出され、衝撃を以て受け入れられました。それまでは、やや無機質な印象のあったSPRING DRIVE(スプリングドライブ)に美観を備えさせたcal.7R08は手巻きで、桜のようなくり抜きが施された香箱が非常に印象的でした。

叡智えいちⅡ』プラチナケースの登場は6年後の2014年にデビューしました。10時位置のパワーリザーブは背面のムーブメントcal.7R14A1のに配され、文字盤はミニマルでクールにまとめられました。

そして、このピンク(ローズ)ゴールドのケースは叡智えいち生誕から10周年を迎え新たにラインアップに加えられました。プラチナケースとの大きな違いは、文字盤のプリント、針の色がブルーではなく、濃いチャコールグレーであるという点です。この変更は、ローズゴールドのケースと相まって、ある種の「温かみ」をこの時計に与えており、冬の景色のようなプラチナバージョンとは趣を異にしています。

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水晶とICで調速しつつも動力源となるゼンマイやその他のあらゆるパーツが機械式時計の伝統に従うスプリングドライブは、一見して機械式ムーブメントそのもの。しかし、よく見ると、テンワによる反復運動がないことから、時計の機構をあまり知らない人でも、このムーブメントが他の機械式時計とは違うことがすぐに判別できるでしょう。
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非常に美しい叡智えいちⅡに唯一注文をつけるとしたら、厚みをさらに抑えることと、直径をさらに小さくすることです。39.5mm × 10.3mmのサイズはクラシックな文法から見れば、かなりの「デカ厚」です。37mm × 9mm以下がこの時計に最も適したサイズだと思います。
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しかし、腕に乗せれば圧倒的な美しさに目を奪われます。この時計の仕上げの徹底ぶりはランゲ&ゾーネに比肩する水準です。この仕上げの卓越性は信州のマイクロアーティスト工房の手によるものです。インデックスは全て手書きであることも「人の手の温かみ」を感じさせる作品ですね。

価格は430万円と、誰もが買える時計ではありません。しかし、その価額以上の価値をもたらす時計はあまり多くはありません。叡智えいちⅡはその数少ない時計のひとつとして、日本人の時計愛好家であるならば尚更手に取るべき時計なのです。

基本情報
メーカー CREDOR(クレドール)
モデル/型番 叡智えいちⅡ / GBLT998
縦×横×厚さ 直径39.5mm ×10.3mm
ケース素材 ローズゴールド
防水性能 3気圧防水
ブレスレット アリゲーターストラップ
価格/生産数 4,300,000円
ムーブメント情報
キャリバーNo. 7R14
巻上方式 手巻
石数 41
パワーリザーブ 60時間(トルクリターンシステムにより従来比25%向上)

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