K.Iwahashiが語るラグジュアリー論

腕時計遍歴

このページでは僕がこれまで購入してきた腕時計の遍歴を紹介していきたいと思います。買ったものの内、どれだけ手元に残っているか内緒ですが、基本5本以内に抑えるようにしています。

2018年

BAUME&MERCIER CLIFTON BAUMATIC CHRONOMETER

2018SIHHで発表されたボーム&メルシェの会心作。120時間のパワーリザーブにフリースプラング。そしてクロノメーター認定で35万円はブランド認知度ゆえの良心価格。クロノメーターモデルに関しては正規店ですら在庫が薄い状態とあって、見つけたら買い。精度は△2.5秒と遅れ気味の歩度ではありますが、良好です。白磁風のダイヤルに60年代風の意匠がマッチしていて、実に素敵な時計。目立ちたくないときのビジネス用途の時計。

ROLEX DATEJUST 41 Ref.126300

ジュビリーブレスレットの美しさと、日付変更禁止時間帯が廃され、パワーリザーブが70時間に延長された新キャリバー3235に非常に魅力を感じて正規店で購入。貴金属や宝石のないプレーンなケースにジュビリーが組み合わされた在庫は極端に少ない。僕はブルーのダイヤルを選びましたが、メンテナンス時に別のカラーに交換することも可能なのがロレックスの魅力。

2017年

JaegerLeCoultre Master UltraSlim Reserve de Marche

娘が生まれた日に偶然届いたジャガールクルトの時計。パワーリザーブと、カレンダーの付いた品の良い時計です。ケースサイズも39mm、厚さ9.85mmと極めて現代的なサイズ感。キャリバー938の駆動時間は43時間とやや短いのと、巻き上げ時のローター音がちょっとうるさく感じることも。Dバックルの革ベルトの連結が独特で、僕はそこが一番好きな時計。

Apple Watch Series2 38mm Aluminum

ずっと様子見していたアップルウォッチでしたが、実用的な域に達したと判断し購入。運動時のカロリーや運動計算にものすごく役立ちます。ビジネスに着けるのはちょっとと思いますが、例えば特定の時計ブランドのイベントに出かける時にアップルウォッチを着けていくと、ニュートラルな状態で過ごせる点が隠れた良い点です。

2016年

AUDEMARS PIGUET ラウンド2針 1950’s

1950年代のオーデマ・ピゲのラウンド2針の18金時計。とても薄いケースなのは,積んでいるムーブメントであるCal.2003が1.64mmという驚異的な薄さであることから。ベースとなっているのは、ジャガールクルト製のCal.803。ヴァシュロン・コンスタンタンもCal.1003系として採用しています。

ROLEX SUBMARINER Ref.114060

知人からお友達価格で譲ってもらったサブマリーナノンデイト。セラミックのベゼルを搭載したことで、傷にとても強くなっています。スチール製のベゼルなんてもうあり得ないというくらい素晴らしい。Cal.3130は設計が古いものの、ブレゲ巻き上げ式のパラクロムヒゲゼンマイを搭載していて精度はすこぶる良好。特筆すべきはグライドロッククラスプで長さの調整自由度の高いブレスレット。近年のロレックスのブレスレット機構はずば抜けて高いということを実感しました。

Jaeger LeCoultre Reverso Classic Quartz

僕の会社にレベルソをシャツのカフの上に巻くジャンニ・アリエッリみたいな伊達男がいるのですが、それに触発されました。とはいえ、レベルソは僕には合わない気がして妻用に購入。

KING SEIKO SCVN001 キングセイコーヒストリカルコレクション

2000年に発売された復刻キングセイコーのデッドストックを購入。純正のクロコダイルの革質があまりに酷いため、SBGW047用の純正クロコベルトに交換して楽しみました。ケースの造形は44GSと同じく精密で凝った造り。針のデザインだけが唯一チープさを感じるところ。セイコーでオーバーホール。

2015年

OMEGA Seamaster Aquaterra Master CO-AXIAL 38.5mm

通常モデルのアクアテラを愛用していたら、15,000ガウスに耐えうるMaster CO-AXIALという超耐磁性能が標準化されてしまいました。オメガのカスタマーサポートに旧型のCal.8500の耐磁性能を尋ねても「わからない」という回答でしたので、買い換えることにしました。濃いネイビーの文字盤を選択。旧型もMaster Co-Axialモデルもcal.8500の精度は日差△2秒ほどでした。

2014年

OMEGA Seamaster Aquaterra 38.5mm

Cal.2500の完全進化形であるCal.8500を搭載したモデル。007のスカイフォールにも出てきました。とても気に入っていましたが、ロレックスと違うのはステンレスブレスレットのラグに収まるピースの隙間に遊びがある所。そこが気に入らず、ジャンルソー でアリゲーターストラップに換装しました。

NOMOS ClubWatch CL1A1B1

オークションで程度の良い品を落としましたが、ノモスの特徴である長いラグとドイツ人の手首に合わせたこれまた長いコードバンストラップに負けてしまいました。

2013年

GRAND SEIKO SBGW047「復刻44GS」

三越日本橋本店でシリアルナンバー30番を入手しました。ケースデザイン、文字盤、針のどれを取っても素晴らしい。セイコーはとてつもなく気合を入れてこの時計を作ったに違いありません。精度も+1秒と申し分ないのですが、手巻きの9S64は緩急針方式であることが引っかかり、定価以上で売却しました。

2012年

ROLEX EXPLORER Ref.124270

フリースプラング方式のムーブメントの最良はやはりロレックスかもと思い直し、購入。この頃はまだ30万円台で購入できるモデルでした。RubberBという専用ラバーベルトに換装したりとかなり楽しみました。精度も日差+2秒と安定していました。唯一の欠点は分針がインデックスに足りない“寸足らず”なデザインでした。2016年型に分針の長さが拡張されてこの点は改善されました。

PANERAI Radiomir PAM00337

テンワにチラネジの付いたCal.P.999に惚れて購入。ラジオミールの42mmのケースは手首の細い僕には最適なサイズ感でした。手巻きで60時間動くのですが、リューズがねじ込み式なので若干不便なのと、時刻合わせが5分単位でしかできないのが欠点といえば欠点。

CITIZEN Chronomaster CTQ57-1204

久々のクォーツ時計。精度が高い(年差5秒)だけでなく、永久カレンダーであることもシチズンのクォーツの凄いところ。

2010年

Cartier Calibre de Cartier カリブル・ドゥ・カルティエ

地元の名古屋を離れて東京赴任の最初の年、イケイケな雰囲気で購入。翌年にはスチールブレスレットを追加購入するほど惚れ込みました。この時計の特徴は42mmの大口径に9.4mmの薄さ。大きいのに薄いという時計はそれまであまりなかったポジションでした。

カルティエの独特な革ベルトの装着に慣れるのは時間がかかりましたが、馴染んでしまえば最高。

僕の父親も2011年にSS×ローズゴールドモデルを購入しました。

自社ムーブメントcal.1904MCは特別特徴のない緩急針方式。ツインバレル(二重香箱)であることから精度が高いとされていましたが、購入後半年で日差30秒の遅れが発生して、歩度調整することに。

2009年

Patek Philippe Calatrava Ref.3796G

シルバー文字盤、ホワイトゴールドケースの良品に出会い、3796Rを売却して購入。80〜90年代のカラトラバは30mm径とケースが小さく、ゴールド製のバネ棒は通常の時計よりもずっと太いことから、市販の革ベルトに合わせることは困難でした。

しかし、その佇まいはひたすら美しく知的。

僕が所有していたことは後にラグの磨き痩せが判明して手放すことに。

Patek Philippe Calatrava Ref.3796R

リーマンショック時に時計相場が暴落したおかげで、それまで手の出なかった時計が買えるように。20代のうちにパテックフィリップをという夢を運良く叶えることができました。購入してすぐ、出張の帰りに神田の水島ビル8Fに入っていたサービスセンターにてオーバーホールを依頼しました。文字盤はアイボリー、ケースはローズゴールドでしたが、経年変化のためイエローゴールドに近い発色でした。

2007年

NOMOS Tangente Sport

三重県四日市までこの時計を買いに行きました。グラスヒュッテの時計メーカー、ノモスのタンジェント。スポーツモデルは100mの防水性能を備えています。リューズがやや重く、ラグが長いデザインに早々飽きてしまいました。

2006年

ROLEX チェリーニ Danaos 4233/9

初のゴールドケースの時計のずっしりとした感触は昨日のことのように覚えています。この時計のムーブメントはcal.1602という手巻きのフリースプラングなのですが、時刻合わせ時の針飛びが欠点でした。そんな欠点を帳消しにするほど、かっこいいクッションケースにスポーティな文字盤でした。僕が持っていたのは、白い文字盤にホワイドゴールドのケース。妹の結婚式にも着用した思い出深い品。

2004年

JaegerLeCoultre Master UltraSlim

シャツの袖下に収まる時計が欲しくて購入。服飾評論家の落合正勝さんの本を読んで、ジャケットの袖からシャツが2〜3cm覗くのが望ましいということを知り、そのためには時計がシャツの袖下に隠れていないと条件を満たさないと思い、ケースが極力薄い時計を選びました。手巻きで不便な時計でしたが、社会人になって3年以上僕の時刻管理を支えてくれた思い出深い時計。2006年、旧白洲邸「武相荘」を訪問した時、この時計のフェイスそっくりの懐中時計を見てとても嬉しくなったことを思い出します。

IWC GST Aquatimer Titan

2本目のGSTアクアタイマーチタンを就職活動用の時計として選びました。今だったら絶対に就職活動には着けていきませんが。

OMEGA Seamaster AquaTerra

ETA2894をフリースプラング化してコーアキシャル脱進機を組み込んだCal.2500を搭載した初のモデル。オメガがラグジュアリーブランドとなるための重要なイノベーションだったと思う。この時計を着けてインドネシアの友人を訪ねる機中、インドネシア人の女性から「時計の時刻合わせをしてあげる」としばらく預ける羽目になった上、身の上話を聞かされるなど散々な目に遭った。

2003年

Grand Seiko SBGX009

東海大学八王子病院に鼻中隔湾曲症の手術で入院中に、病院まで届けてもらった時計。クォーツなので、当たり前ですが、非常に精度が高く、1年で1秒しか誤差が生じない個体でした。カレンダーの付いていないごくごくシンプルな時計です。

ROLEX Perpetual Date ref.15200

シャンパンダイヤルのロレックスは大学5年時購入のもの。この時計を着けて川遊びをしたり、思い出が深い。P品番(98年製)の中古を購入。

2002年

IWC Fleiger Chronograph

田端にあるタイムトンネルにて購入。パイロットウォッチにしてクロノグラフを搭載した硬派な時計。電車でUTCフリーガーをオシャレに着けている人を見て研究を重ねて購入。この時期、早稲田に「宏明館」という下宿があり、そこの3畳間に住んでいた僕は報道特捜プロジェクトという番組の取材を受けたのですが、その時この時計を着けていました。

IWC Portofino Automatic

クラシックな時計が欲しくなって購入。当時、僕は革靴にハマり始めてクラシカルな装いに憧れを抱き始めたところでした。

BVLGARI Aluminum AL38TAVD

早稲田大学の第二文学部(現・文化構想学部)に社会人学生も多く、ある女性が着けていたこの時計に魅力を感じて購入。リューズ周りが腐食しやすいという欠点があるも、ラバーとアルミニウムの組み合わせの斬新さは色褪せない。

IKEPOD Sealslug

マーク・ニューソンが興した時計会社、アイクポッドのダイバーズウォッチ。大きな円盤型のケースに収まったその時計のラバーベルトから、バニラの香りがしたことが記憶に焼き付いています。その後、M.ニューソンがApple Watchのデザイン(とりわけストラップ)に大きな影響を与えるであろうことは思いもしませんでした。ある日、落下が原因で針の夜光塗料が落ちてしまい、そのまま売却。

2001年

ROLEX SUBMARINER Ref.14060M

当時まだ20万円で買えたノンクロノメーターのデイト表示のないサブマリーナ。風呂でも寝るときでも常に身に着けていました。

OMEGA Seamaster Professinal

再びシーマスタープロに。黒文字盤仕様。この時計は同時多発テロの前日に購入して、時計を眺めているときにライブでニュースを知ったという何とも能天気なエピソード。

Sinn142.T

インナー回転ベゼルが仕込まれたクロノグラフ。ケース、ブレスレットはチタン製ですが、IWC アクアタイマーチタンの梨地仕上げよりは甘く、傷がつきやすい欠点も。クロノグラフのリセットで針飛びしてしまう重大な欠点があったため、早々に売却。

IWC GST Aquatimer Titan

アルバイト先の家庭教師派遣会社の横浜市立大の同僚がROLEX エクスプローラ2を着けているのを見て、OMEGAではない、もうひとつ凝ったブランドの時計が欲しくなって購入。厳ついルックスに反して非常に軽く、防水性能は2,000m。ブレスレットのデザインが秀逸でした。回転ベゼルは押し込むとロック解除される仕組みで、その鋭利なベゼルエッジは容赦なく僕のシャツの袖の生地を削ってくれました。

OMEGA Seamaster Professional 300m 007モデル

渋谷の宝石広場で中古を購入。10万円くらいだったかな。防水時計が欲しくなったのと、当時ボンド役だったピアース・ブロスナンへの憧れもあったから。

2000年

OMEGA Speedmaster Automatic

誰もが通る時計。手巻きを選ぶか自動巻を選ぶかは、自動車のマニュアル車を選ぶかオートマ車を選ぶかで悩むのと似る。僕は軟弱なので、自動巻を選びました。渋谷の丸井で買ったんだっけ。時計ベルトを革ベルトに交換して楽しみだしたのもこの時計が最初。防水30mというところに不安を感じ始めて、売却。20万円で買ったどこにでもある時計は5万円でしか売れないという教訓を得る。

1999年

Hamilton Khaki 9415A

初めての機械式時計。溝の口駅のNOCTYで購入しました。手巻きムーブメントにプラスチック風防という仕様で、機械式の何たるかを僕に教えてくれた時計。

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