LogMeIn Ignition

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 2004年頃、VNCにいたく興味を惹かれ試行錯誤したものの、ネットワークの知識が乏しく、ルータの設定まで考えが及ばず挫折してしまった。

以来、外出先から自宅のMacを覗けたらどんなに素晴らしいかと夢想していた。iPhone用のAPP”Mocha VNC”が登場したときもルータの設定がどうしてもうまくいかずに断念。しかし、ここにきてルータの設定が不要なVNC APPの存在を知った。

それがLogMeInというサービス。もともと外出先のWeb Browserから設定なしで自宅のPCの画面共有サービスを提供していたのだが、それがiPhone向けにも開発された。Mac向けには2007年頃から対応されたらしい。

2009年4月1日、会社へ出掛ける前に早速Macへinstall。そして通勤途中にiPhoneにLogMeIn IgnitionをDL。緊張とともにログインするとMacがiPhoneの画面に現れた。これには甚く感動してしまった。ちなみに画像は画面を全表示させた状態だが、pinch(つまみ)操作で拡大/縮小が可能。

実際に実用に堪えるのか。私の場合、Mac OS X Leopard + VMware FusionでWinXP SP2のDualOS環境。2003年の初頭からMicrosoft Moneyで家計管理をしているので、どうしてもWin環境が必要。このような環境でも制限はないのだろうか。

まず、3G回線での動作は非常に軽快。Wi-Fiでもほとんど変わらない。さすがに動画再生には耐えられないが。

VMware下のWinXPが操作できるか試す。マウスのポインタに合わせるように画面を動かすのだが、タップしてもクリックが効かない。試行錯誤の結果判明したのは、表示がユニティモードだとクリックが出来ないが、フルスクリーンモードであれば解消される。

次に文字入力だ。これがやはりうまくいかない。かな/英数半角の切替にはマウス操作でFEPをいじるが、面倒。ということでVMwareの環境設定でF6キーに「かな」を割り当てる。半角英数は割当がなぜかできない。でもこれで、少しは使いやすくなった。ローマ字入力も時として誤入力されるが、画質を落とすと解消される。

慣れるまでコツは要るが、そこを押さえると非常に便利なAPPだという事がわかる。iPhoneでの画面共有ができたら次にPCから操作してみたくなった。

ということでWinXP+IE6からアクセス。ところが、画面共有を選択するとエラーが発生し表示されない。java.io.IOException:SSL Failureと詳細が表示されていたのでLogMeIn Communityで調べたが、解決できず。数日考えた結果、どうやら管理者権限でアドオンをinstallしなければ画面共有は不可能と判明。

家に帰って試したところ、Remote Access ActiveX ClientとPerformance Viewer ActiveX ControlというDirectXアドオンが発行者LogMeIn.Inc名義で入っていた。ということで、ネットカフェや会社のシンクライアント端末など権限が制約されているユーザーではAdd-on install pop-upさえも表示されないので、使用不可だ。

この時節、今後のサービス継続のために無料版から有料版に切替えることを検討中(有料版のほとんどの機能は無料版でも実現できるらしいが)。私としてはプリンタをクライアント端末で出力できるのはなお便利だと思う。

ということで、現在私のMacはほぼ常時電源がオン。深夜未明にシャットダウンし朝7時に起動するようにスケジュールしてある。現在発売中のMac miniは消費電力が大幅にダウンするそうなので、8月を目処に買換え予定だ。最近妻のPowerBook G4が壊れてしまったこともあり、8月まで持ってくれればとちょっと心配なこの頃である。

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