K.Iwahashiが語るラグジュアリー論

HODINKEEがアップルウォッチ シリーズ4のレビュー記事を公開!

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HODINKEEがアップルウォッチ シリーズ4のレビュー記を発表!
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'79年生まれ。1浪2留の追加モラトリアムを経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融セクターのIT部門にて(マジメに)勤務。 時計や車などのラグジュアリー、服飾、DTM、それらにまつわる書籍の記事が得意です。

Apple Watch series4(アップルウォッチ シリーズ4)の発売を2日前に控え、HODINKEEが何と実機を6日間借り切ってのレビューを公開しました。しかも、画像はすべて同時に発売されるiPhoneXSのカメラを使って撮影されるという凄い企画!

アップルウォッチの特異な点は伝統的な時計メーカーが創ったものでもなく、時計や宝飾の販売手法も取らず、世界でもトップクラスのデザイナーとエンジニアが「時計を身につけない人々」のために生み出した時計であるという点です。

前作のシリーズ3でセルラー機能を搭載したアップルウォッチはiPhoneからの独立を果たしたかに見えました。Hodinkeeの創刊者Ben Clymer氏はこの進化を「ニッチな付属品から何百万人の人々の生活を支える道具へのシフト」と評価しました。

Stephen Pulverent氏によると、アップルウォッチには3つの大切な機能があるそうです。

  • 大切な人や世界中とコネクトする
  • 健康で活動的なより良い生活を送るため管理する
  • センサーやAppsで健康状態をモニターする

アップルウォッチ シリーズ4はハードそのものとwatchOS 5の関係性が、時計メーカーがマニュファクチュールやインハウスにこだわるのと同じように、両者がバランスよく融合されています。だからと言って、先代、先々代のアップルウォッチでWatchOS 5のユーザー体験が得られないかというとそうではなく、初代以外のユーザーもOSのアップデートの恩恵を受けることが可能です。

アップルウォッチのケースサイズは38mm→40mm、40mm→42mmと2mm拡大。それ以上に液晶は四隅が直角だった仙台までのモデルと異なり、ケースに沿って丸みを持たせたことにより両モデルとも3割ほど液晶画面の面積が増加しました。その一方で、厚みは11.4mm→10.7mmにスリム化が図られています。この厚みの僅かな削減がつけ心地に与える影響は多大で、シリーズ4はこれまでよりも腕への馴染みが良いと評価されています。既存シリーズのベルトがそのまま流用できるところも素晴らしい。

ケース側面のリューズのハプティック・エンジンの感触も手応えが良く、好感が持てるものだそうです。リューズの巻き心地というのは、機械式時計でも重要でしょ?

ケースバックはセラミックとサファイアによって覆われています。前作とは打って変わって一体感のある未来的なデザインに変貌しています。AppleWatchSeries4-casebackもっとも、このデザインは審美性のためではなく、セルラーとWifiの通信を阻害しないための形状だということです。センサーには新たに心電図を撮ることが可能ですが、この機能は秋のアップデートで追加されるそうです。

HODINKEEがアップルより貸与されたのは新色のゴールドケースに同色のミラネーゼループブレスレットです。このゴールドはいわゆる「ソリッドゴールド」とよばれる典型的なイエローゴールドではなく、A.ランゲ&ゾーネの「ハニーゴールド」やシャネルの「ベージュゴールド」をかすかに想起させるものだとPulverent氏は語っています。写真ではローズゴールドの形容がピッタリに見えますがどうでしょうか?

全体的には1970年代の雰囲気を漂わせ、煌びやかではないものの、鈍い輝きを放つゴールドモデルはセラミックや18Kゴールドモデル「THE EDITION」亡き今、その座を取って代わるのかもしれませんね。

文字盤のInfograph Face(インフォグラフ・フェイス)が今回のシリーズ4の新顔です。画面の両端まで寄った円を描くダイヤルのさらに四隅に情報が表示されます。この文字盤には8つの機能(コンプリケーション)が組み込まれているのです。その中には機械式時計好きを唸らすムーンフェーズインディケーターも搭載されています。

そのほかのFire、Vapor、Liquid Metalはまるで、H.モーザーの「フュメ」ダイヤルを想起させられるデザイン。H.Moser&Cieはアップルウォッチに似せたAlpsWatchを発表した過去をもつので、ここで意趣返しされた格好に。ちなみにシリーズ2、3でもこのダイアルデザインは楽しめるということです。

アップルウォッチの重要な機能の一つである健康状態のモニターとして、WatchOS 5では低心拍、不整脈、転倒を検知するセンサーアルゴリズムが加わったようです。これはなかなか経験することはないでしょうが、これらの検知によって救われる命があるのかもしれませんね。

その他、WatchOS 5ではPodcast Appがサポートされるのがありがたいですね。僕自身この機能を待ちわびていました。Hodinkee Radioもこれで聞くことができるかもしれません。

アップルウォッチ シリーズ4は新しいチップS4の恩恵により、もたつくこともなく、サクサク動作します。
AppleWatchSeries4-versus-VintageWatch
さて、HODINKEEでは本質的な自問自答を展開します。

「アップルウォッチは機械式時計(例えばROLEX EXPLORER Ref.1016)にとって替わるような存在だろうか?」

これは時計が好きで、なおかつコレクター気質のあるHODINKEE編集室のメンバーのような人々は、それほど苦にせずともコレクションのローテーションにアップルウォッチを加えることは自然なことだとPulverent氏は主張します。

僕自身は手持ちの時計は究極の一本を毎日身に着けたいと固執するタイプなので、アップルウォッチはジムやランニングなど運動する際のウェアの一部として使用しています。機械式時計と同じステージで扱うのは無理かなぁ。

建築家ル・コルビジェは家を喩えて「住むための機械」と表現したそうです。その意図するところはつまり、家というのは我々が淡々と日常を過ごすための道具に過ぎないということです。けだし、良い家とは日常を容易く、楽しく過ごさせてくれる場所なのです。アップルが目指すアップルウォッチの姿とはそういうものではないか。Pulverent氏はこう結びます。

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'79年生まれ。1浪2留の追加モラトリアムを経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融セクターのIT部門にて(マジメに)勤務。 時計や車などのラグジュアリー、服飾、DTM、それらにまつわる書籍の記事が得意です。
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