K.Iwahashiが語るラグジュアリー論







オメガの製品保証が「一律」5年に延長!!

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オメガの製品保証が「一律」5年に延長!!
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'79年生まれ。1浪2留の流浪期を経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融業界で会社員として勤務。英文翻訳が得意。 ラグジュアリー全般に関する考察と海外発の腕時計情報をいち早くお届けします。

2013年にオメガのシーマスターアクアテラを入手しました。搭載するキャリバー8500が非常に堅牢な作りだったため、製品保証が4年というのも頷けました。確かに、このムーブメントなら4年の内に不具合を起こすことはないだろうなという印象。

2015年には15,000ガウス以上の耐磁性能を誇る『MASTER CHRONOMETER(マスタークロノメーター)』をCal.8500に導入し、スイス連邦計量・認定局(METAS)の認定を得ました。

2018年11月2日よりオメガの製品保証が5年に延長されました。驚くべきことに、Cal.8000、9000系はもちろんのこと、旧型のCal.2500や最もクラシックな構造を持つCal.1861(スピードマスタープロフェッショナルに搭載されるクロノグラフムーブメント)他全製品に対して保証が適用されるのです。

5年もの製品保証を設けるのは、ロレックス(2015年以降)の他、オーデマ・ピゲ(Audemars Piguet)、ユリス・ナルダン(Ulysse Nardin)などごく限られたメゾンのみです。

日本のグランドセイコー(GS)は2017年3月24日購入以降は製品保証が2年からやっと3年に延長されたことを考えると、メンテナンス体制でも後塵を拝している状態ですね。シチズンはその点先進的で、高級機『THE CITIZEN』には10年保証を、それも定期点検込みで提供しています。

日本国内のメンテナンスの人員もロレックスの300名に対し、GSは122名と手薄な印象(オメガ他SWATCH系列は非公表)。人員面ではシチズンもほぼGSと同数です。

僕は基本的にメンテナンスは有償で実施するオーバーホールの可用性(Availability)が重要だと考えているので、長期製品保証は寧ろ広告的な効果しか持たないとは思います。

元々、製品保証が2年なのは、EUの法律で定められた下限値なのですね。下限値から大きく踏み出すことで、メーカーのメンテナンス体制の充実をアピールする狙いがあるのでしょう。

オメガはおそらくオーバーホールなどメンテナンスインターバル(間隔)を長期化することに腐心してきたメーカーで、コーアキシャル脱進機を搭載するムーブメントは10年間ノーメンテで稼働すると言われています。

潤滑油の進化など、メンテナンスのインターバルが延びる可能性は十分にありそうなので、今回の製品保証延長はごく自然な流れだと思います。

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