G-DRIVE Q 320GB (G-Technology,Inc.)

DSC01157

 現在使用しているmac miniの内蔵HDDは60GB(5400rpm)と小容量で、VMWareの仮想マシン(WinXP SP3)を含め9割の領域に達したため、iTunesの音楽ファイルは第3世代のiPod 15GBをFirewireにつないでHDDの代用にしていたのだが、その容量もほぼ枯渇したため、遂に本格的な外付HDDであるG Drive Q 320GBを購入した。容量の拡張はもちろん、システムのredundancy(機能代理性とか冗長性)を高める目的だ。幸い、Mac OS X Leopardには高い評価を得ているTime Machineというバックアップ機能もあるので今回導入(出費)に踏み切った。

 G Drive Qは7,200rpmと高速でFirewire400,800×2基,eSATAなど接続拡張性が高くデザインも優れている(ように見えた)ため、ちょっと高価だったが迷わずApple Storeで購入。銀行振込払いだったため、到着まで丸5日間もかかってしまった。

 Mac miniはFirewire400のみ対応。まずはiTunesのデータ(10GB)とVMware Fusionの仮想マシン(20GB)を移動。これだけで内蔵HDDの使用率は50%に軽減。それからTimeMachineを設定。G Drive Qに移動した前述のデータを除いてバックアップ。初回こそ数時間かかったが、以降一時間ごとの差分バックアップはほとんど意識しなくても良い。

 VMwareの仮想マシンは内蔵HDDに置いていた時とほとんど変わらない速さで起動する。7200rpmと内蔵よりも速いものの、Firewire400の転送速度がボトルネックになっているものと思われる。なお、G drive QはFirewire接続に限り起動ディスクとして使用できるが、Time Machineは起動ディスクとしての機能は持たないようだ。別途起動ディスクを設定するのも面倒なので、TMだけで済ませることにした。

 さて、本製品の仕様はファンレスヒートシンクという構造からほぼ無音を期待していたが、実際はかなりの騒音を発する。何の音かわからないが、ファンの騒音と大差ない。また、フロントグリルの中心部にLEDが付いているのだが、このランプが強烈で、スリープ時にも煌々と点灯したままで何だか落ち着かない。macのLEDが寝息を立てるような、何とも人間味溢れるのかを再認識する所以だ。 そのランプの上のGマークも何だか戴けない。これは無かった方が良かった・・・等々不満が無いわけではないが導入したメリットの方が遥かに大きい。
 2009年度は新しいMacに買い換える予定なので、現在のシステムをそっくりそのまま移行でき、かつ転送速度がより速いFirewaire800で連結できるという将来性はありがたい。Firewireでdaisy chainを組めばRAIDっぽい仕組みも作れる。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。