K.Iwahashiが語るラグジュアリー論







audio-technica ATH-CKM90

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'79年生まれ。1浪2留の流浪期を経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融業界で会社員として勤務。英文翻訳が得意。 ラグジュアリー全般に関する考察と海外発の腕時計情報をいち早くお届けします。
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 CKM-90は私の所有するETYMOTIC RESEARCH ER-4Sと同じbalanced armatureという仕組みで作られているinner ear headphoneだ。本日ようやく届いた。ドライバはシングルでこの点もER-4Sと同じ。SHURE SE530やUltimate Ears Triple fi 10 PROなどのハンエンド機には音域ごとにドライバが搭載されているが、ドライバが複数基あれば良いというものでもないようだ(解像度を犠牲にすることもある)。ER-4Sのドライバがシングルでも高い評価を得ているのが証左である。 エイジングで熟れていない状況で評価するのは拙速かもしれないので、エイジング前の印象としてレポート。そう、私はせっかちなのだ。
 iPod touchにつないで再生すると、MIDレンジが暴走。高音域に全く伸びや艶が感じられない。解像度も高いとは言えない気がする。とにかく中域が抜きん出ていて、一昔前のアルファロメオのような“じゃじゃ馬”だ。高域が不足しているため、iPodのEQで“Treble Booster”で高域を強調。すると、かなり抜けの良い音に変化した。全体的に締まり、解像度も上がったように感じる。ちなみにER-4SはEQをオフにするか”Flat”を選択するようにしている。セッティングはそれだけで十分だ。ただ、EQで高音を足しても尚、伸びや艶が足りない。それは私のライブラリの中で特に徳永英明の“Vocalist3”を聴くと顕著。このあたりがER-4Sとの歴然とした差なのだろう。逆にER-4Sの凄さを体感。
 一方、ER-4Sに比べて低インピーダンス(50Ω)なので、ボリューム6割で十分な音量が得られた。これは電池消耗の観点から大変ありがたい。また、ハウジングもチタン製で切削の質感も好き。コードの長さが60cmなのは、ジャケットの胸ポケットに本体を収めておくのに丁度いいものの、パンツのポケットから耳までの距離には足りない。
 残念なのは音漏れ。ER-4Sのように耳に深く突き刺すのではなく、比較的浅い位置にイヤーチップが留まるためだと思う。その割に外部からの遮音性は高いので、音量を控えめにして移動中周囲の迷惑にならないよう留意したい。実勢15,000円のインナーヘッドホンとしては買いだと思う。同じクラスにSHURE SE110があるが、私はCKM90の方が1ランク上だと思う。

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