K.Iwahashiが語るラグジュアリー論







マツダCX-8 Lパッケージ(7人乗り)が納車されたので、気になる2列目シートを中心にレビューします

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CX-8運転席側斜め前方から
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'79年生まれ。1浪2留の追加モラトリアムを経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融セクターのIT部門にて(マジメに)勤務。 時計や車などのラグジュアリー、服飾、DTM、それらにまつわる書籍の記事が得意です。

2018年1月初頭に試乗し、3月に発注したCX-8 L-Package(Lパッケージ)7人乗り仕様車(KG2P式)が2018年6月末にようやく納車されました!

注文時はLパッケージの6人乗りのマシーングレー色を選択しましたが、発注後しばらくしてL-パッケージの7人乗りが内々に登場したので注文変更して、ついでにボディカラーもスノーフレイクホワイトに変更しました。CX-8発売当初の2017年12月には7人乗りはファブリックシートのXD PROACTIVEしか選択できなかったので、2列目中央にコンソールボックスのある6人乗り仕様しかL-パッケージにおいては選択できなかったのですが、突如の仕様変更は余程ニーズが大きかったのでしょう。

外観


サイドから見たCX-8ですが、とても大きくて長いです。CX-5と比較して30cm長いのですが、デザイン的にはCX-5の寸詰まり感は解消されましたね。

フロントグリルもスッキリしたデザインに洗練されています。グリルバーもメタリックカラーとなって精悍な顔つきに。

サイド下ミラーにはモニター用のカメラが仕込まれています。僕はサイドミラーをよく破損させてしまうので、今度こそは要注意ですね。
全高も僕の身長と同じ173cmに。洗車は自宅のカーポートで自分で行うようにしていますが、今後は洗車機か業者さんにお願いすることになるかも。

インテリア(内装)


運転席の全景です。加飾の質感も上げてしていますね。今まで乗ってきた2014年式のアクセラXDとは比較にならないですね。

鋭角的なパーツと、ステッチの入った丸みを帯びたパーツの組み合わせがギャップ萌えさせてくれます。

ダッシュボードと各ドアリムに配された本杢。マットな質感から樹脂製と思われてしまいそうなところはやや損するところですね。本物の木が使われているそうです。

シフトノブ周りです。電子パーキングブレーキは実家のA6ハイブリッドで何度か操作したのですが、なかなか慣れないですね。エアコンパネル下の収納は携帯電話がギリギリ収まる程度。

収納として嬉しいのが、ドアの下の収納がボトルホルダーだけでなく、スマートフォンや財布が入れられるほど充実していることです。
サンバイザーのバニティーミラーにはカードケースもあります。ガソリンスタンドやジムの会員証など2枚程度の収納が可能です。

広々とした室内を実現するために様々な工夫がなされていますが、その一つがグローブボックスのスペース減です。車検証入れがギリギリ収まる程度。

360°モニターで車庫入れをする様子です。上からの視点でモニターするのも実家のA6で既に経験しているので驚きはありません。ただ、ソフトウェア補正の効かない端はかなり歪曲されるので参考程度ですね。特に夜は高感度ノイズが大きくて使い物になりません。

二列目中央の天井にオプション装着したALPINE製の10.1型のリアシートモニターです。こちらはマツダコネクトと連動してフルセグテレビとDVDを観ることができます。子ども達の退屈対策として付けましたが、RSA10S-R-Bは型落ち感が否めません。同社のリアビジョンの最新機種はプラズマクラスター(これ要らない)にHDMI入力が付いてますからね。


DVDのスロットはエアコンの吹き出し口上部に配置されています。

2列目シートの仕様


Lパッケージの2列目シートの外観です。やっぱりレザーシートの方が僕は好きです。そして、運転席との感覚がとっても広いです。とてもゆったりしています。ナッパレザーと銘打たれていますが、それほど柔らかさは感じません。クロム鞣のレザーの印象が強いです。それなりに耐久性はあると思う反面、経年変化を楽しむ革ではありません。
よく目をこらすと細かい目打ち(パンチング)が施された座面です。

シートのリクライニング角度は最大30°。6人乗り用であれば42°なので、倒せる角度は浅くなっています。

中央フラップを降ろすと、ドリンクホルダーとアームレストが。やや加飾の手を抜いた感が否めません。

肘掛け内部にはUSB端子が2つ配されています。これは運転席側もそうなのですが、iPhoneユーザには充電の用をなし得ません。というのも、iPhone接続時には出力が抑えられて充電にめちゃくちゃ時間がかかるのです。アクセラXDで失望した点が、未だに改善されていません。充電を急ぐ人は助手席右足元のシガーソケット経由で給電するしかなさそうです。
2列目シート前中央に配置されたエアコンとシートヒーターのコントローラです。独立した空調があるのはいいです。

3列目シートとトランク容量

3列目にアクセスするときは2列目を前に倒してスペースを作ります。子ども(7歳)が自分で操作するのは無理かな。3列目は小学校低学年の子どもでもやや狭さを感じます。4人で使用する常用時は使わないかな。
3列目シート使用時のトランク内の様子です。こう見ると、やや狭いですね。
3列目シートを倒した時のトランク容量は一挙に増えます。あまりにスペースがありすぎて荷物が踊るので、注意が必要。我が家は旅行に大量の本を持ち込む癖があるので、このトランク容量は嬉しいですね。

肝心の走りは?

ここまではインテリアを中心に紹介しましたが、肝心の走りについてはどうでしょうか?この点については4年間アクセラXDを45,000km駆った僕自身の経験をベースに、納車された週末に150kmほどドライブした感想を書きたいと思います。

ハッチバックで比較的車重の軽いアクセラと典型的なSUVであるCX-8を比較するのはあまりにも無理がありますが、積んでいるエンジンは基本的に同じ2.2リッターのディーゼルターボという点で比較する価値はあります。

CX-8は従来の170PSから190PSに出力アップさえていますが、車重増と相殺されているためか、体感的な違いは感じません。出力アップはECU(コンピュータ制御)のセッティング変更でしょうか。

走り出しの鈍さを感じることがないのは素晴らしいです。反面、減速する場面では重量と高さがある分、制動力が効くまでのある程度の余裕が必要となります。

加速時にはディーゼルらしいエンジン音が聞こえますが、「遠くで鳴ってる」印象です。インシュレーター(吸音)技術や素材がふんだんに投入されていることがわかります。エンジンそのものにもノック音を低減する機構ナチュラル・サウンド・スムーサーが組み込まれていることも要因でしょう。加速時の反応はダイレクトにペダルから伝わり、タイムラグは感じません。

路面からタイヤを通じて伝わるロードノイズも少ないです。使用するタイヤはトーヨータイヤのPROXES46というシリーズでCX-3,CX-5にも搭載されています。タイヤサイズは225/R19/99Vと大きいのに、ここまで路面情報をカットできるものなんですね。

ただ、静粛性の追求の分だけ走りの官能性は低下しているように感じます。これはディーゼル車の宿命で、エンジン回転数を上げても得られるパワーは低回転で既にピークに達するため、シフトチェンジで操る愉しみはどうしても希薄になります。そのため、CX-8ではマニュアル車の設定がなく、パドルシフトも全グレードでオプション設定になりました。

官能性の希薄化をカバーするためにアクセラでは、エンジン音をスピーカーの力を借りてチューニングしていましたが、CX-8はファミリー向けの用途であるからか、そうした演出は施されていません。

僕は常々マツダのクリーンディーゼルもボルボと同じように8ATを採用するべきだと主張してきましたが、その考えを改めました。6ATのままでも良いですね。

一方で、ハンドル操舵の欧州車ライクなテイストは健在。適度な重さがあって良いです。ここはマツダの最大の美点であり、欧州で支持されている所以でしょう。ハンドルといえば、レーン・キープ・アシストの介入もごく自然で、押し付けがましさを全く感じさせないところはさすが。ドライバーの主体性や意図を重視する姿勢が窺えます。

燃費についてはまだまだ計測データの蓄積が足りないので、判断できないのですが、前席/後席とも冷房を入れるとアイドリングストップはすぐに解除されます。それでも、燃料タンクの減り方はアクセラと比べると随分緩やかです。そりゃ80リッターも入りますからね。

納車第1週目の感想をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?

現時点では家族が4人以上いて、スタイルやかっこ良さを重視する人にはオススメの車だと思います。

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'79年生まれ。1浪2留の追加モラトリアムを経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融セクターのIT部門にて(マジメに)勤務。 時計や車などのラグジュアリー、服飾、DTM、それらにまつわる書籍の記事が得意です。
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