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Kindle 2が我が家に届いたのは注文から僅か3日後の19日(火)だった。それから一週間使い倒してみた。まず、第一の目的(新聞の代替)のため、Financial Times(US版)とThe Mainichi Daily Newsを購読(2週間は無料)。

いずれもSection List画面でビジネスや政治などカテゴリは選べるのだが、各記事のHeadlineは一覧できないので読みたい記事に辿り着くためにはやはりページをめくる作業が必要になる。紙メディアの新聞もまぁ、同じ仕様か。

配信されるのはいずれの新聞も午後7時前後だ。Mainichi Dailyはその日の朝配達された、いわば鮮度の落ちた情報なので、有料購読はありえないだろう。$27はちょっと高めだが、FTがメインの新聞となりそう。

期待してなかった割にもの凄く使える機能がText-to-Speech機能。まず、抑揚を含めとても自然に聞こえる。スピードも調節可能。Defaultでも日本人には速く聞こえるだろう。ページの終わりに到達すると自動でページ送りしてくれるのも便利。

あまりにも出来が良いのでAudioBook業界がこの機能にクレームをいれたせいで、著作権者によって利用制限が可能となってしまった。新聞や雑誌はOKだが、小説関係は駄目そう。

 使えると思い、改めて便利と感じたのは辞書機能(英英Oxford-American)。単語の前にジョグキーでカーソルを合わせると最下段に意味が一部表示。全表示するには辞書アプリを⏎キーで起動。

その他便利なのはクリップボード機能。その単語もしくは文節を範囲指定で記録することができる。記録した日時が表示されるのも良い。

日時と言えば、しばらく米国東部時間が表示されており、日本時間にどう合わせるのか苦心したが、結局方法がわからず放っておいたところ、いつの間にか日本時間に変わっていた。

私が初めて購入した本はDan BrownのThe Lost Symbol。400ページ程になるこの本も1分もかからずダウンロードできた。実に素晴らしい。

私にkindleを教えてくれた英国人はProject Gutenbergというサイトから無料で本をダウンロードしているらしい(著作権の失効したような古い本がメインのようだ)。もっとも、この方法は一度PC/Macにデータを落としたあと、Kindle用にファイル変換する必要があるので、面倒なことに加え、Kindleのビジネスモデルとしての素晴らしさをスポイルしてしまうので、私はまだ利用していない。

バッテリの持続時間については、3G回線を付けっぱなしにしていることが多かったにもかかわらず、一週間は持つということが分かった(その実証のため記事を起こすのに一週間かかった)。劣化したバッテリの交換手段をどう確保するかが課題。

ということで、kindleにどっぷり浸かった生活を送っている。

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