K.Iwahashiが語るラグジュアリー論

Jaeger Le Coultre Master UltraSlim

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この記事を書いている人 - WRITER -
'79年生まれ。1浪2留の追加モラトリアムを経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融セクターのIT部門にて(マジメに)勤務。 時計や車などのラグジュアリー、服飾、DTM、それらにまつわる書籍の記事が得意です。
JL

 
私の右手首には厚さわずか4.2mm、二針の手巻き時計であるJaeger-LeCoultre MASTER ULTRA THINが収まっている。 二針で手巻きの薄いケースの時計は私の理想とするもので、動力機であるCallibre 849をケース裏のサファイアガラス越しに覗くにつけその美しさにため息が出る。知る人ぞ知るmanufactoryから世に送り出されているこの時計は一切の装飾性が排されている。つまり過度に主張をせず、それでいて品格を放つ。

いわゆるdress watchの行き着く先がPATEK PHILIPPE とは限らないと思わせてくれる数少ない時計。靴に置き換えれば、私が愛用するJ.M.WESTON のような存在。昨年Parisを訪れた際、首都でさえ街で見かけるフランス人はまるで既製品は観光客へ、誂え品は上流層へと考えているかのように高価なブランド品を一切持たず、一種吝嗇に近いストイックさを備えているように思えたのだがLeCoultreやWestonはそうしたストイシズム(あるとすれば)をうまく具現化したornamentsであると思うのはこじつけだろうか?

一生を、とは言わないまでもこの先10年をこの時計に劣らない品格を備えた日本人でありたいと思う。いや、違うな。あまりに安っぽい考え方だ。

こんな妙なる時計を選ぶ私の品格を貶めないような10年をこの先歩みたいと思う、これだ。

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'79年生まれ。1浪2留の追加モラトリアムを経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融セクターのIT部門にて(マジメに)勤務。 時計や車などのラグジュアリー、服飾、DTM、それらにまつわる書籍の記事が得意です。
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