オーディオテクニカATH-IM03とリケーブル
先日紹介したCK100PROのリケーブルですが、記事を公開したあとにATM-IMシリーズも試聴したくなり家電量販店へ。ATH-IM03とIM04を試聴しましたが、このシリーズの最上位機種ATH-IM04はモニターライクなフラットな特性。ETYMOTIC RESEARCH ER-4Sによく似た印象でした。
対して、ATH-IM03。CK100PROと似た路線ですが、パワーのある、でも低音はより締まっている印象で、とても良かったんです。インピーダンスも34Ω(CK100PROは39Ω)でiPhone6(出力インピーダンスは32Ω?)であれば十分音量を取れます。ということで、IM03を買ってしまいました。
発売から2年近く経っているので何を今更感がありますが、価格も安定してきてようやく手が届く頃合いになっていますので取り上げてみました。
本体はセミスケルトン。SHURE846を意識しているんでしょうけど、キカイダーみたいな印象です(皆さんご存知?)。日本らしいデザインで好きですね。実は僕、SHUREに代表されるクリアなスケルトンデザインって苦手なんです、黄色く変色しそうで。その点、薄い茶色のクリアボディは好印象です。UVカットしてくれると猶良いのですがどうなんでしょう?この樹脂は医療用に使われる脂や汗に強い素材だそうです。耐久性は心配ないですね。
内側には型番と左右表示がプリントされています。従来はハウジングの外側はチタンとかマグネシウムなどの金属、内側が樹脂という構成でしたが、全て樹脂で構成されています。これはATH-IM04も同じです。
イヤーチップをとった状態です。この小さな穴から音が出力されるのですが、ダンパーというフィルタがついています。このダンパーに耳垢が詰まると音質が劣化してしまいます、多分(ER-4で経験)。
ケーブルはCK100PRO同様、リケーブル可能です。本体側は2本の軸芯があります。相変わらずコネクタは固くて、取外すのが怖いです。
付属のケーブルは使わず、最初から別売りのリケーブル用のAT-HDC5を取り付けています。Amazonなんかで市販されているのが入手しやすくていいですね。断線して発注してもメーカー取り寄せとか最悪です。すぐ欲しいんです、すぐに!
iPhone6でもパワー不足を感じません。僕はポータブルアンプは嵩張って嫌なので、直結で良い音のするイヤホンが好きなんです。
矢野顕子の引き語りからZEDDのEDM、Bill Evansのジャズまで何でもこなします。マーカス・ミラーのベースなんて凄くカッコ良く鳴ります。これはいいですよ〜。
MacからオーディオインターフェースUA-10Mを介してiTunesの音源を試聴しますが、iPhone6直結のときと印象があまり変わりません。CK100PROだと印象が大分変わるので、面白い発見です。
結論
買ってよかったです。ATH-IM04はちゃんとしたコンポーネントでじっくりモニターライクに聞きたい人向け。ATH-IM03は僕のような主な用途がポータブルプレーヤーの人向け。というより、プレーヤーを選ばないように作られているようです。あと、CK100PRO以降はエイジングしなくても、最初からちゃんと鳴っているようです。一昔前はクルマみたいに数百時間慣らさないと性能が引き出せなかったようですが、その辺りも進化したのでしょうか?
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