RICOHのマクロコンバージョンレンズ GM-1が我が家にやってきました!

マクロコンバージョンレンズ=クローズアップレンズ CP+2016で触れてみて、必ず買おうと決めていたRICOHのマクロコンバージョンレンズ「GM-1」を遂に入手しました。

リコーのGR/GRⅡは最短撮影距離が10cmと決して寄れるカメラではないんですね。ところが、このマクロコンバージョンレンズがあれば最短撮影距離が3.5cmまで寄れます。

ま、レンズ先からの距離なので装着して出っ張った分短くなっただけという気もします。つまり、本体のセンサーからの最短距離は変わらないの?そこで、見方を撮影倍率に変えますと、GR本体は0.2倍に対してGM-1装着後は0.35倍となるので従来比で1.75倍大きく写ると解釈すれば、ようやく腑に落ちた感が出ます。

マクロレンズとクローズアップレンズの違い

僕はSONYのEマウントレンズ「FE 90mm F2.8 Macro」を持っていまして、マクロレンズは中望遠レンズとしての使用が可能ですが、クローズアップは最大撮影距離が著しく制限されます。

GM-1は8.5cmです。だから用途は近接撮影に限られるんです。

GRで使用するにはファームウェアのアップデートは必須?

GM-1はGRと電子的な接点がないので、GRで使用する際には「今マクロコンバージョンレンズ装着してますよ〜」というプロファイルを呼び出す必要があります。そのためにはGRⅡではファームウェアを2.0にアップデートしなければなりません。プロファイルの呼び出しはFnキーに割り当て可能なので、この辺りはユーザビリティに配慮が見られます(面倒には違いありませんが)。

僕はセルフタイマー使わないのでFn2キーに割り当てました。.jpg” alt=”” width=”1600″ height=”1066″ /> 60mm〜85mmはこのような表示になります。AFの挙動はあまり違いがないような気がしますので、もしかするとファームウェアで変わったのはこの距離表示だけかもしれません。

というのも、CP+2016でリコーのスタッフさんに伺ったところ、あえてレンズ設定を変えなくても何ら問題ないと仰ってましたし、実際OFFのままで普通に撮影できるのが傍証です。僕個人の意見ではファームウェアのアップデートは必ずしも必要ないと思いますが、その他色々と改善されてますから更新しておくのがベターなのかな。

作例

非装着/装着時の比較作例はCP+2016訪問時の記事をご覧いただくとして、47mm相当にクロップすると直径36mmの時計でも8割程度しか収まらない程度には拡大できます。僕としては、十分に満足のいくマクロ性能です。

FUJIFILM X70ユーザーにも朗報 僕自身は未検証ですが、このGM-1、富士フイルムの対抗馬、X70でも装着可能とのことです。しかもあちらはアダプター(GH3)なしで装着でき、しかも普通に使用可能だということでGRユーザーよりもむしろX70ユーザーを喜ばせる製品ともいえます。

まとめ

寄れないGRへの永年の宿題がこのGM-1で果たされたと評価します。装着すると、フロントヘビーになり手元の重量感もかなり変化します。単体で眺めたときの質感もなかなか良く、よくぞ金属鏡筒で作ってくれた!と感心。これから活躍する機会も増えるでしょう(特に旅行時や外出先)。これが1万円程度で買えてしまうことに少し驚きますが、変化をアピールできなかったGRⅡへの援護射撃となるでしょう。

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