Cal.3235を搭載した多種多様なデイトジャスト36はまさに本命!【Basel2019】
バーゼルワールド(Basel2019)で僕が期待したのはSUBMARINER(サブマリーナ)にCal.3235が搭載されること。この予想がハズレてしまったことは既に明らかなのですが、よく考えてみれば、この強力なカードをロレックスが簡単に切ってくる筈はないのです。このカードを切るタイミングは相当見極めてからの投入になるでしょう。
もっとも、Cal.3235の信頼性については僕の中でも未知数ではあります。先日も購入して1年経たずして精度不良で日本ロレックスで修理を受けたデイトジャスト41にも搭載されているのがまさにこのムーブメントであり、もう少しユーザのレピュテーション(評価)を検証してから投入するのがロレックスにとっては合理的ではあります。サブマリーナは評判を簡単に落としてはいけないモデルなのです。
さて、そのデイトジャストですが2018年に36mmサイズのデイトジャスト イエローロレゾールにこのCal.3235が搭載されました。Rolesor(ロレゾール)とは、18Kゴールドと904Lスチールのコンビモデルを指す造語です。
この36mmというサイズは僕の細い腕に合うだろうということで、関心を持ちましたが、イエローゴールドのコンビはオジさんぽさを感じてしまい敬遠。
ところが、2019年のバーゼルではホワイトロレゾールのRef.126234が発表されました。これを見て、まさに欲しいのはこれだと思わせる魅力を感じました。
36mm径のケースに組み合わされるジュビリーブレスレットの装着性の良さは僕がまさに身を以て体感しています。見た目にもとてもゴージャスです。ホワイトゴールド製のフルーテッドベゼルはシャツの袖生地を痛めそうで敬遠したいところですが、実は今回発表されたデイトジャストはベゼルは貴金属のフルーテッドかステンレスのスムーズベゼル、ブレスレットはオイスターブレスかジュビリーブレスと多種多様に展開していて、僕が好むスムースベゼルのジュビリーブレスレットのデイトジャスト36はRef.126200に該当します。
今回発表されたデイジャスト36の注目はブラックカラーの文字盤です。よく見るとサンレイ(放射状)に輝いていて表情豊かなダイアルとなっています。僕もこのモデルを選ぶならブラック一択です。
こうなるとデイトジャスト41から買い替えたくなってしまうのですが、デイトジャスト41はスポーツロレックスのテイストを残しつつエレガンスさも持ち合わせている良さがあります。
厚みとのバランスを考えても、41mmのケースサイズに12mmの厚みは重心バランスが均衡しています。ところが、12mmの厚みが変わらないまま36mmに縮むとややでっぷりした印象にならないか懸念されます。当然重心バランスが崩れてしまう懸念もあります。
また、文字盤に目を向けるとデイトジャスト41はミニッツトラックに5分おきにアラビア数字がプリントされているのですが、デイトジャスト36では目盛が周回するのみでやや野暮ったい印象を持ちます。サイクロプスレンズで拡大されるデイト表示も文字盤に占める割合が大きいことから視認性も気になります。
視認性といえば、僕ももうすぐ40代に突入するので老眼を考えた時計選びをする必要があります。そうなると、小さいことが正義だった青年時代はもう終わるときかもしれません。
なお、デイトジャスト41は今後も残るモデルだということで、このサイズを支持する層も多いということです。
デイトジャスト41の利点を挙げてみたものの、やっぱりデイトジャスト36は魅力ですね。これはもう買い換えるかもしれません。
デイトジャスト36 ホワイトロレゾールRef.126234はCHF 7,800(約86万円)、ステンレスのスムースベゼル(Ref.126200)ならCHF 6,600(約73万円)です。2019年6月には店頭で目にすることができるでしょう。
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