K.Iwahashiが語るラグジュアリー論







パテック フィリップからカーキグリーンのアクアノート Ref.5168Gが登場!【Basel2019】

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'79年生まれ。1浪2留の流浪期を経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融業界で会社員として勤務。英文翻訳が得意。 ラグジュアリー全般に関する考察と海外発の腕時計情報をいち早くお届けします。

パテックフィリップのAquanaut(アクアノート)は1997年に登場したラグジュアリースポーツに分類されるモデルです。奇しくもポルシェがSUVの初代カイエンを発表したのとほぼ同時期に登場しました。

初代アクアノートのリファレンスは5060A。34mmのケースにスチールバックのこのモデルはパテックフィリップに新機軸を与え、その後2007年に40mm径に大型化された5167Aが登場しました。

2010年代から店頭でアクアノートを見かけることはほとんど無くなり、たまに初期型の50系を中古市場で見かける程度です。実際に何度か店頭で試着しているのですが、初期型は本当に高級感を感じないので入手するかどうか悩んでいるうちに売れてしまうの繰り返しで、やはり現行型の51系こそ現代に相応しいと思います。

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5168G

さて、その幻のアクアノートに久々にカーキモデルが登場しました。実は2010年から2011年にかけて製造されたRef.5167Aにこのカーキ色が存在し、Sotheby(サザビー)で2015年に52,500スイスフラン(約586万円)もの高値が付きました。

もちろんそのモデルはステンレススチール製のケースでしたが、今回パテックフィリップがリリースするのは何とホワイトゴールド製。それもお値段は USD31,500(351万円)!これは正規価格の話であるのですが、ステンレススチールケースの5167Aの正規価格が207万円(税抜)であることを考えると、かなり魅力的な価格に映ります。

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厚みは8.25mm

ラグスポウォッチのアクアノートの魅力は何と言っても、その薄さです。ケースの厚みは僅か8.25mmです。この点はケース径が42.2mmまで拡大してしまった現在でも守られている美点なのです。

この薄さを維持しながら防水性能は120mとスポーツウォッチとしての耐久性能も十分と言えます。

ライバルのAPロイヤルオークの厚みが10mm近くありながら防水性能が50mしか確保されていないことを考えると、パテックフィリップが如何に真剣にスポーツウォッチとしての立ち位置を考えたかが理解できるのです。

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Cal.324SC

搭載するムーブメントはCal.324SC。秒針停止(ハック)機能なし、パワーリザーブ45時間は現代的とは言えないものの、審美性と信頼性に優れたムーブメントの普遍性はさすが。

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クラスプ

クラスプは観音開きでバックルはカラトラバ十字を模した美しい造形。トロピカルラバーストラップは耐アレルギー性に優れるとのことですが、カーキの交換ストラップの在庫はちゃんと用意しておいてほしいものです。あと、サイズ調整にストラップを切断しないとならない仕組みは早いところ改善してほしいですね。

image by HODINKEE

パテック フィリップ カーキグリーン アクアノート Ref.5168Gは2019年後半にデリバリー予定です。こちらは誰もが入手できるような在庫態勢を確保していただきたいですね。

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