K.Iwahashiが語るラグジュアリー論

チプカシ「AE1200WH-1A」のレトロな魅力

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カシオ「AE1200WH-1A」







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'79年生まれ。1浪2留の追加モラトリアムを経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融セクターのIT部門にて(マジメに)勤務。 時計や車などのラグジュアリー、服飾、DTM、それらにまつわる書籍の記事が得意です。

意外にもHODINKEEでチプカシ(チープなカシオ)が絶賛されています。

HODINKEEの Jack Forster氏は最近のオークションのあまりの高騰ぶりに警鐘を鳴らしていて、「トロピカルダイアル」や「ゴーストベゼル」など表面的(cosmetic)な評価に留まっていることを非常に危惧しています。つまり、一度去ってしまう中間層はもう戻ってこない、ひいては時計産業の凋落が始まってしまうことを恐れているのです。

ですから、Hack Forster氏の紹介する時計はコストパフォーマンスに優れたものが多いのです。

本当に自分にとって初めての良い時計というのは何だったのか思いをはせるのは面白い。なぜなら良いものと高価なものというのは必ずしも相関しないというからだ。ここ十数年の新作時計やビンテージウィッチの異常な高騰で忘れがちではあるが、ソファのクッションの間に挟まってた釣り銭程度の金額で贖うことができる時計がそのへんにないかというと、そうでもない。

彼が時計好きの虫に取り憑かれたのは大学院生で、初めての子を授かった頃だそうですから、経済的な苦難が時計選びに与えた影響も大きかったのでしょうね。そんな彼がG-SHOCKを入手したのは1986年のことで、乾燥豆を買うのでさえ相当財布と相談したような状態だったそうです。それでも、そのG-SHOCKを買ったことは決して後悔しておらず、時計好きとしての好奇心をも満たしてくれたようです。

そのG-SHOCKと同じくらい彼を魅了したのがAE1200WH-1A「ワールドタイマー」です。世界31都市の時差切替が可能で、リチウムイオン電池の寿命は10年というこの時計は、1991年に登場したF-91Wの後継機(もしくは派生機)と思われます。

この時計の魅力は文字盤の右上のワールドマップに目的地のタイムゾーンがLCD発光することです。つまり、直感的に操作ができるということです。都市名の略称ってなかなか覚えられないですからね。

Jack Forster氏はこの時計を、IWC マークシリーズと同列の実用時計とまで賛辞を送っています。あまつさえ、ROLEX デイトナ「ポールニューマン」を束にしてもAE1200WH-1Aの魅力には敵わないと仰せです(これは炎上しそうな発言です)。

とはいえ、Hodinkeeの若い同僚達もこぞってこの時計を購入するほど、AE1200WH-1Aにはレトロだけど、機能美を感じさせる魅力があるのでしょう。そんなAE1200WH-1Aは現在3,000円もあればお釣りがきます。

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'79年生まれ。1浪2留の追加モラトリアムを経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融セクターのIT部門にて(マジメに)勤務。 時計や車などのラグジュアリー、服飾、DTM、それらにまつわる書籍の記事が得意です。
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