2019年の夏も暑かった…CASIO 35周年 フルメタル「ゴールド」G-SHOCK GMW-B5000GD-9JFと過ごした1ヶ月

2019年の夏は2018年に引き続き、猛暑となりました。

そんな2018年9月に発売されたG-SHOCK 誕生35周年記念モデルG-SHOCK GMW-B5000GD-9JFとともに、夏の休暇を楽しみました。このブラックアウトされた文字盤のフルメタルゴールドモデルは昨年9月末発売なので、真夏を経験するのは初めてです。

発売当初はシルバーのステンレスモデルとともに入手困難でしたが、発売後1年ほどでちらほら店頭に並ぶようになってきました。そういう僕も名古屋駅前のビックカメラで購入することができました。

シルバー色とゴールドモデルを並べてみた時、シルバーは光の反射が少しボヤッとした印象を持った反面、ゴールドは落ち着いて見えたんですね。それでゴールドを選びました。

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ROLEX Ref.114270とともに。ゴールドにしては落ち着いた色味

G-SHOCKといえば樹脂製のケースにウレタンバンドが軽さに貢献するのですが、わざわざ重たいフルメタルを僕が選んだのは、コマ調整によってちょうど良いサイズにアジャストできるからです。ウレタンバンドはどうしても余りが出すぎて不恰好になってしまうのです。

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サイズ調整は想定よりずっと簡単

コマ調整はスプリングが仕込まれたバネ棒を押し込んで外すだけの簡単な作業です。

ケース径43.2㎜の大口径は機械式ではまず選ぶことのないサイズ。でも、G-SHOCKなら許されてしまう懐の深さがとても居心地が良いのです。

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重さはハッキリ感じられるものの、腕への収まりは手首周り15㎝の僕でも問題ない

動力は光発電のタフソーラー。精度調整は日本2箇所、中国、北米、欧州の標準時電波の4箇所から時報を取得して調整します。

実は僕は電波時計に良い印象を持っていません。まず受信が屋内ではほぼ不可能であること、受信して時刻調整するまでの時間が長いことが嫌なのです。おまけに東日本大震災時に電波送信所である「おおたかどや山標準電波送信所(福島県田村市)」から常駐係員が避難したことで機能停止に陥ってしまったことで、災害に弱いことが露呈してしまったこともアンチ電波時計派となった要因です。

このGMW-B5000シリーズはBluetoothによってスマートフォンの時刻と同期することが可能です。僕のiPhoneXsの時刻はGPSから取得した時刻なので、非常に正確です。その同期は右下のボタンを3秒ほど押すことで完了します。いちいちBluetooth接続操作しなくて良いのはとても便利です。おまけに、時刻情報と同時に地点の記録も可能です。

ただし、Appでの時刻と実際の動機はコンマ数秒の遅れが生じているようにも感じます。通信の遅延でしょうか?レイテンシー(遅延のこと)を見越した同期処理するよう改善を期待したいところです。

ワールドタイマーの構成や電子音の制御はiOS/Android対応のApp経由で設定します。この時はスマートフォン側から接続を確立するための操作が必要です。

僕の場合は、妻が仕事で海外に渡航するので渡航先のローカルタイムを予めセットしています。

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海水浴で砂が噛んでも気にせずガンガン使える気安さが最高

この夏、海水浴でも砂を被って遊んだり、引っ越し作業でガンガンぶつけましたがIP(イオン・プレーティング)処理によりステンレススチールに蒸着したゴールドの皮膜は傷にも強く、剥離も全くありませんでした。

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腕を包み込むような湾曲

オーナーさんには失笑を買いそうですが、ゴールドのロイヤルオークを腕に着けているような感覚です。実際、GMW-B5000には本物の18Kイエローゴールドモデルが限定リリースされています。

願わくは、風貌が高級時計と同じサファイアクリスタルが採用されていると、よりプレミアム感が高かったと思います。しかし、パテック・フィリップ アクアノートのようなオクタゴン(八角形)のベゼルがガラスへの干渉を徹底的に排除してくれるので、心配は無用でしょう。

視認性を考えると、ブラックアウトではない通常の液晶を選べばと後悔しましたが、これはこれで素敵だと思い直して現在に至ります。

さすがにビジネスにはちょっと厳しいかなぁ…と思いながらオフィスのデスクまでは頑張りましたが、やはり外してしまいました。

GMW-B5000シリーズにはこのゴールドモデルの他、エイジング加工(ブラックエイジドIP処理)されたGMW-B5000V-1も2019年にリリースされましたが、加工が難しいのか生産終了してしまいました。ゴールドが素晴らしいだけに、こちらも狙いたいモデルです。

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