K.Iwahashiが語るラグジュアリー論

セイコー プロスペックス 1968年メカニカルダイバーズ復刻デザイン

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セイコー プロスペックス 1968年メカニカルダイバーズ復刻デザイン







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'79年生まれ。1浪2留の追加モラトリアムを経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融セクターのIT部門にて(マジメに)勤務。 時計や車などのラグジュアリー、服飾、DTM、それらにまつわる書籍の記事が得意です。

HODINKEEのアーカイブからSeiko Prospex 1968 Automatic Diver’s(セイコー プロスペックス 1968年メカニカルダイバーズ復刻デザイン)の情報をお届けします。

2018年のジュネーブウォッチグランプリのスポーツカテゴリでノミネートされているのを見て、僕の中で俄然注目度が上昇しているセイコー渾身のダイバーズウォッチです。ちなみに僕は海に潜る仕事はもちろん、マリンスポーツすら嗜まないので、ダイバーズウォッチなんて分不相応なのですが、このテストステロン的に分不相応なギャップ感がダイバーズの魅力なんですよね。

いつも買っては、回転ベゼルのギザギザでシャツをボロボロにしてしまい、手放すを繰り返しています。

さて、このセイコー プロスペックス 1968復刻デザインですが、その名の通り1968年に発売されたダイバーズウォッチ(6159-7001)を再構築したモデルです。型番は米国で「SLA025」、日本国内では「SBEX007」で採番されていて、マーケティング的にもSEO的にもちょっと疑問ではありますが、同じものなんです。

このモデルの特徴はケースがモノコック構造となっているため、裏蓋がないんですね。裏蓋はねじ込み式でスクリュー状の蓋を回して閉じ込むのが一般的(サブマリーナもそう)ですが、そもそも無いのです。その分、裏蓋から水が侵入することがないので、故障は断然少なくなるわけです。では、どこから中の機械にアクセスするかというと、そう、文字盤側からなのです。

この特殊なケース構造から、ケースそのものはかなり「Chunky(デブ)」で、直径44.8mm、厚みは15.7mmとスーツには絶対合わせちゃいけないサイズになってます。でも、ピラミッド柄の模様のシリコンストラップはこのケースにとても映えますね。

もう一つの特徴はムーブメントにハイビート(10振動)の8L55を採用していることです。現代の時計の多くが6-8振動であることを考えると、10振動はアピールポイントです。量産しているのはゼニス(エル・プリメロ)とセイコーくらいですね。振動数が高いと一般的には精度が高まりますが、一方で部品の負荷が高まるので部品の耐久性が試されます。この辺りはグランドセイコーのメカニカルハイビート36000で鍛えてきたセイコーですから、信頼感はあります。最大巻き上げ時の駆動時間は55時間なので、潜水中に巻き上げ不足で止まってしまう心配も少なそうですね。

プライスタグは55万円(税抜)。別会社となったグランドセイコーとモロ被りな価格帯ですが、徹底的にプロ仕様としてこだわった設計なので、これはラグジュアリーとはちょっと違うと思います。命を預ける道具なだけに妥当な価格かも。

個人的な思いとしてはセイコーは懐古主義に走るより、フリースプラングムーブメントの開発を進めて欲しいのですが、セイコーは歴史を蔑ろにした反省があるのでしょう。好きなだけやりなはれという気持ちで見守りたいと思います。 

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'79年生まれ。1浪2留の追加モラトリアムを経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融セクターのIT部門にて(マジメに)勤務。 時計や車などのラグジュアリー、服飾、DTM、それらにまつわる書籍の記事が得意です。
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