2018年11月の腕時計ニュース拾い読み
2018年11月はFAANG(Facebook,Apple,Amazon.Netflix,Google)の決算公表が芳しくなかったことによる世界株安の進行が心配された月でした。実際に下がっていますし、我が家の家計にも直撃しました(涙目)。
仕事の都合で、あまり腕時計の記事が書けなかったので、時計メディアから主だったニュースを拾い読みしてみましたので、興味深い記事を紹介いたします。
ファン・パブロ・モントーヤのカスタム・デイトナ『ラ・モントーヤ』
何と言っても、今月の目玉はこの記事。F1レーサーのファン・パブロ・モントーヤが参加したッロレックスのカスタムメーカーArtisans de Genève(アルチザン・ド・ジュネーブ)によるロレックス・デイトナ(Ref.116520)のスケルトンモデルです。文字盤がスケルトナイズされただけでなく、タキメーターベゼルもカーボンモノブロックに換装、ブラックに仕上げられたCa.4130のローターは22Kのゴールド製に換装されるなど、徹底的にチューニングされています。もはやオリジナルをとどめているのはオイスターブレスレットだけという。
こちらは42,260ユーロ(542万円)/限定50本
Montblancタイムウォーカー『リバースパンダ』クロノグラフのレビュー
SJX Watchesからはモンブラン・タイムウォーカー・リバースパンダ・クロノグラフ2モデルのレビューがアップされています。バルジュー7750ベースのエントリーモデル(ref. 119940)は41mmに先代から2mmサイズダウンされました。タキメーターベゼルはセラミックのモノブロック製。傷が付きにくいのは大歓迎です。自社製ムーブメント(cal. MB 25.10)を積むタイムウォーカー・マニュファクチュール・クロノグラフ(ref. 119942)は43mm径、厚み15.2mmと身に着ける人を選びますね。
タイムウォーカー・リバースパンダ・クロノグラフは2019年上半期にリリース予定。
タグ・ホイヤー カレラ・カーボンホイヤー02/02T限定モデル
タグ・ホイヤーからはカーボンケースを纏ったクロノグラフ2モデルのハンズオン記事をMONOCHROME WATCHESがリリースしています。02Tはクロノグラフにトゥールビヨン を乗せるというクレイジーなモデル。しかも65時間パワーリザーブにCOSCクロノメーター認定まで取得しています。ホイヤー02はカーボンケースにスケルトン文字盤の垂直クラッチ、コラムホイール搭載のクロノグラフ。ちょっとセイコーのアストロンに似てしまっていますが、攻めたデザインです。
リシュモングループの2018年上半期の売上は増加で着地しました。
HODINKEEによると、リシュモングループの2018年上半期の売上は前年対比で7%増加の28.9億ドル(3,287億円)で着地しました。中でもカルティエの貢献が大きかったようです。
中国アリババとのeコマースへの挑戦が取りざたされるリシュモン。継続的な成長が試されますね。
IWCポルトギーゼ・パーペチュアルカレンダーのレビュー
HAUTE TIMEからはIWCポルトギーゼ・パーペチュアルカレンダーのレビューがリリースされています。ポルトギーゼにパーペチュアルカレンダーが導入されたのは2003年。 Kurt Klaus氏の設計によるパーペチュアルカレンダーモジュールはCal.5000に組み込まれたもの。そのポルトギーゼ・パーペチュアルカレンダーに2種類のムーンフェイズが追加されました。伝統的なムーンフェイズ機構に加えて、北/南半球のムーンフェイズを同時に表示します。
ゼニスCEOジュリアン・トルナーレが語る伝説ジャン・クロード・ビバー
生きる伝説ジャン・クロード・ビバー氏からゼニスCEO後任の座の指名を受けたジュリアン・トルナーレ氏にRevolutionがインタビューしました。日常業務から離れつつあるビバー氏から受け継いだもの、その責任の重圧、Swiss Beatzなどヒップポップアーティストの起用の位置付け、カスタマイズウォッチのスターGeorge Bamford氏起用の葛藤などが語られています。
Vault V1-Xのレビュー
Quill&PadからはVault V1-Xのレビューがリリースされています。Laurent Auberson氏による文字盤に塗料が飛び散ったような”Paint Splatter”が追加されたモデルがこのV1-X。このPaint Splatterは円盤状になっていて、秒針としての機能を持ちます。なんて斬新なんだ…ステンレンスケースは39 x 46.7 x 15 mmの美しいサテン仕上げ。Uhrteil AG製の専用ムーブメントが搭載されています。
いかがでしたしょうか?2018年11月はクロノグラフモデル関連の話題が多かったなという印象でした。引き続き腕時計ニュース拾い読みをお楽しみに!
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