K.Iwahashiが語るラグジュアリー論







A.ランゲ&ゾーネ リヒャルト・ランゲ ・ジャンピングセコンドに黒文字盤登場!

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'79年生まれ。1浪2留の流浪期を経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融業界で会社員として勤務。英文翻訳が得意。 ラグジュアリー全般に関する考察と海外発の腕時計情報をいち早くお届けします。

A.ランゲ&ゾーネのリヒャルト・ランゲ トゥールビヨン、テラルナ(永久カレンダー)、そして今回紹介するジャンピングセコンドの文字盤はドレスデンのMathematisch-Physiskalischer Salonに収蔵されている、時計師 ザイフェルト(Johann Heinrich Seyffert)が1807年に制作した懐中時計のレイアウトに着想を得ています。

これらのモデルは3つのサブダイアルが交錯するのが特徴で、トゥールビヨンとテラルナが中心の大きなサブダイアルを分表示するのに対し、ジャンピングセコンドは秒表示します。

ジャンピングセコンドは別名デッドビートととも呼び、クォーツの秒運針のようにステップするのが特徴です。クォーツがステップ運針するのは、バッテリーの節電が主たる目的ですが、ジャンピングセコンドは天体観測する際に秒間隔を把握しやすくするのが目的で、機械式でステップ運針を実装することは、実に複雑機構を組み込むことに等しいのです。

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image by HODINKEE

従来のリヒャルト・ランゲシリーズはプラチナかローズゴールドケースに白い文字盤をセットしていましたが、ジュネーブサロン(SIHH2019) で発表されたのは新色の黒文字盤です。ケースは18Kホワイトゴールド製です。ケース直径は40mmを僅かに切るスイートスポットなサイズ感です。丸みを帯びたベゼルがドイツ時計っぽさが出て良いですね。

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image by HODINKEE

搭載ムーブメントL094.1の動力制御メカニズム「ルモントワールスプリング(remontoire)」は1秒ごとに香箱から動力を受け取り、それを脱進機に送ります。その隣には透明な受け石の下で星形の歯車が四番車軸に固定されており、ステップセコンド機構を制御するのです。振動数は毎時21,600回のロービートムーブメントで、パワーリザーブは42時間とやや短いですね。

このムーブメントはゼロリセット機構を備えていることが特筆すべき点。リューズを引くと偏心錘付きテンプが停止し、秒針が瞬時に帰零します。時刻合わせに便利であることは間違いないですね。

A.ランゲ&ゾーネのリヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドは1,000万円を割込む価格で2019年4月にデリバリーされる予定です。この時計を入手する人は時計愛好家の中でも特別変態といってもいいでしょう。

 

基本情報
メーカー A. Lange & Söhne(A.ランゲ&ゾーネ )
モデル/型番  Richard Lange Jumping Seconds/Ref.252.029
直径×厚さ 直径39.8mm×10.6mm
ケース素材 ホワイトゴールド(18KWG)
防水性能 日常生活防水
ブレスレット アリゲーターストラップ
価格/発売時期 $75,100(882万円)/2019年4月頃
ムーブメント情報
キャリバーNo. L094.1
巻上方式 手巻
振動数 21,600
調速機構 フリースプラング
パワーリザーブ 42時間
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'79年生まれ。1浪2留の流浪期を経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融業界で会社員として勤務。英文翻訳が得意。 ラグジュアリー全般に関する考察と海外発の腕時計情報をいち早くお届けします。











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