K.Iwahashiが語るラグジュアリー論







アトリエ ジャン・ルソーで時計ベルトをビスポークする

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アトリエ ジャンルソー 銀座
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'79年生まれ。1浪2留の流浪期を経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融業界で会社員として勤務。英文翻訳が得意。 ラグジュアリー全般に関する考察と海外発の腕時計情報をいち早くお届けします。

僕が時計の革ベルトを交換したいという相談を人から受けた際に必ず紹介しているのが、銀座にあるアトリエ ジャン・ルソーです。

ジャン・ルソー自体は百貨店やネットショップでも取り扱いがあるのですが、銀座のこの店舗を強くお薦めします。

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なぜなら、時計の大きさ、顧客の手首周りを職人の目を通して計測してオーダーできるのはこの店舗だけだからです。

特にクロコダイル革を選択して作るベルトはクロコダイル一匹が差し出され、どこの部位をベルトに使うかを選ぶことができます。僕はこれ以上の贅沢を知りません。これはもうオーダーというレベルを超え「ビスポーク」です。職人さんのレベルも非常に高いです。それは話しているとよく分かります。

7-5-4 Ginza
Chuo-Ku
Tokyo 104-0061

Métro Ginza

Tél. : 03-6280-6721

 


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僕がビスポークしたのはネイビーのマット(艶消し)クロコダイルにシルバーステッチを手縫い(ハンドソーン)で仕立てたもの。黒い靴でも茶色い靴でも合う色ということで、トープ(グレー)かネイビーを想定して赴き、最終的にサンプルを見て決定しました。トープのアイディアはステッチに使うことにしました。

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尾錠の穴は真ん中がジャストサイズになるように計算されています。他の穴は飾りのパーフォレーションのようです。ビスポーク時に悩んだのが革を留めるためのループ、定革(画像上側の可動しないループ)と遊革(画像下側の可動するループ)の遊革を取り去ることでした。遊革は普通表側の革と同じ材質が使われるので、クロコダイルは特に汗で傷みやすいのです。ジャン・ルソーでは遊革が劣化した場合、無料で交換してくれるそうです(凄い)。
職人さんは「定革を取り去って遊革を残す」提案をしてくれましたが、決断しきれず結局いずれも残すことに。

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素晴らしい竹斑。
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時計に合わせてくれたのか、思ったより厚い革ベルトになりました。クラシックでありながらスポーティにもデザインを振ってくれています。時計のデザインに合わせてくれるのはビスポークならでは。

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裏側はアンチスウェット(耐汗)レザーと呼ばれるもの。シボに垢が詰まりやすいのが難点ですが、日本の湿度の高い気候に必須です。バネ棒はクイックレバー付きの外し易いものにしました。時計に合わせて湾曲させたバネ棒はクイックレバーに対応していないようです。

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