K.Iwahashiが語るラグジュアリー論







オメガ シーマスター プラネット オーシャン「ウルトラ・ディープ」プロフェッショナルが超深海10,928m潜水で新記録!

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'79年生まれ。1浪2留の流浪期を経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融業界で会社員として勤務。英文翻訳が得意。 ラグジュアリー全般に関する考察と海外発の腕時計情報をいち早くお届けします。

史上3人目のマリアナ海溝到達を達成したヴィクター・ヴェスコヴォ氏(53)。しかも、深海11,000mの潜水は記録を塗り替えました。

同時にこの冒険は、人類に残酷な課題を突きつけます。それは深海でのプラスチック汚染です。

プラスチックは生分解されず、プラスチックの粒(マイクロプラスチック)に砕け、海洋生物の体内に蓄積される恐れがあります。蓄積された結果、生態系にどのような影響を及ぼすのか今後の調査が待たれますが、少なくとも健全な状態ではないことは明らかです。

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探査は米国のトリトン・サブマリンズが手がけたDSV Limiting Factorと命名される全長4.6mのチタン製の潜水艇を使って行われました。この最新鋭の潜水艇のロボットアームには何とオメガの新作が装着されていたのです。

オメガ シーマスター プラネット オーシャン「ウルトラ・ディープ」プロフェッショナル。

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この超深海の潜水に特化された腕時計は10,928mもの深さに耐える性能を証明しました。それでも、15,000mの深さの水圧に耐えるこの時計の性能から見れば、まだまだ余裕がありそうです。

かつて超深海冒険に供されたのは1960年にドン・ウォルシュ船長とジャック・ピッカードとともに10,908mを潜ったロレックス ディープ・シー スペシャル。

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オメガのウルトラ・ディープはその記録を20mの僅差で塗り替えたのです。これは60年の時を隔てた快挙と言えるでしょう。

尤も、深海の水圧は人間一人がジャンボ機50機の下敷きになっているのと同等と言いますから、人間がこの時計を身に付けてこれほどの深海に到達することはできません。

それでも、28㎜の厚みを持つこの時計は、チタンであることから軽くストラップはナイロン製と、陸の上での装着も考慮されているように見受けられます。市販が楽しみな時計です。

深海の境地にプラスチックゴミが既にあるというのは、ピエール・ブールの小説「猿の惑星」を連想する奇妙な悲劇を感じますが、同時に人類の叡智がなければこの事実を我々は知ることもなかったでしょう。禍福かふくあざなえる縄の如しということろでしょうか。

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