habring² (ハブリング² )の新作『クロノフェリックス』は寛容なクロノグラフです
MONOCHROME WATCHESからhabring² (ハブリング² )の新作Chrono-Felix(クロノフェリックス)の紹介です。
ハブリング² はマリア&リチャード・ハブリング夫妻が手がける時計ブランドです。年間生産数が200本なので、あまり市場で見かけることも多く無いかもしれません。僕自身も、新宿伊勢丹の時計売り場でしかお目にかかったことはありません。
リチャード・ハブリングはIWCの元技術者で、ドッペル・クロノグラフを担当した経歴の持ち主です。したがって、作るケースも、ムーブメントも全て自社製とかなりのこだわりよう。年間生産数の少なさも頷けますね。
日本では3針のFelix(フェリックス)が馴染み深いのではないでしょうか。日本限定の文字盤なんかも展開されていたと思います。
しかし、今回はクロノグラフです。それも、モノプッシュ式という変り種です。
[colwrap][col37][/col37][col73] 搭載するムーブメントのキャリバーNo.はA11C-H1で、モノプッシャー式クロノグラフはクロノ秒針と30分積算計を備えています。これを何と4振動の超ロービートで計測するのです。何だか微笑ましいですね。
僕たちに馴染みの深いスピードマスターに代表される12時間積算計は時計師アルバート・ピゲが1940年代にオメガから依頼されたことで初めて搭載されたものであり、クラシックなクロノグラフというのは元々30分積算計しか備えていなかったのです。
[/col73][/colwrap]ケースサイズもクロノグラフとしては、とても薄く厚みは僅か10.5mmです。38.5mmのこれまた小径なケースに収められています。シルバーのグレイン文字盤にブルースチールハンド、赤い「12」のニューメラルインデックスはまさに典型的なミニマルデザインです。
手仕事による工程の多さ、希少性を考えても、価格は比較的良心的だと思います。
基本情報 | |
メーカー | habring² |
モデル/型番 | Chrono-Felix |
縦×横×厚さ | 直径38.5mm × 10.5mm |
ケース素材 | ステンレススチール |
防水性能 | 3気圧 |
ブレスレット | カーフ |
価格/生産数 | € 6,250(83万円) |
ムーブメント情報 | |
キャリバーNo. | A11C-H1 |
巻上方式 | 手巻き |
振動数 | 14,400 |
石数 | 25 |
調速機構 | 緩急針 |
パワーリザーブ | 48時間 |
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