K.Iwahashiが語るラグジュアリー論







MB&F オロロジカル・マシーン No.9 ‘Flow’

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'79年生まれ。1浪2留の流浪期を経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融業界で会社員として勤務。英文翻訳が得意。 ラグジュアリー全般に関する考察と海外発の腕時計情報をいち早くお届けします。

HodinkeeからMB&Fの新作『Horological Machine No. 9 ‘Flow’』の紹介です。

Horological Machineシリーズは2007年のデビューから9作目を数えます。No.3’Frog’はカエルのような、No.7’Aquapod’は円盤のようなデザインで時計界の「破壊と創造」を自らの内に秘めたようなブランドです。

まるで、『スターウォーズ/帝国の逆襲』に出てくるツイン・ポッド・クラウド・カーのような、サイエンスフィクション然とした、CADの限界に挑戦するような造形を持つFlowですが、世界恐慌時代の発明家バックミンスター・フラーの11人乗りの車「Dymaxion car(ダイマクション・カー)」やポンティアックのストリームライナーなどのクラシックカーのテイストにインスピレーションを得た時計です。

No.8’Can-Am’が「カナディアン・アメリカン」に登場するレースカーから着想を得ているので、2作連続で自動車をモチーフに作品を展開しています。

No. 9 'Flow'
搭載するムーブメントにキャリバーNo.は付与されていませんが、何と、ダブル・エスケープメントを搭載しています。

これは2000年代以降ではフィリップ・デュフォー『Duality』以来の複雑機構を積んだ機械ではないでしょうか?ダブル・エスケープメントは二つのテンワと脱進機(調速機構)を持ち、各々が独立して作動します。最終的にはこの2つの調速機構の平均値が時計の精度を規定する仕組みです。

余談ですが、DualityはスピードマスターのクロノグラフムーブメントCal.321を開発したアルバート・ピゲが卒業制作のために作ったダブル・エスケープメントの懐中時計をリファレンスしています。

オロロジカル・マシーン No.9 ‘Flow’はコクピット、もしくはスピードメーターを模した2種類の文字盤を展開しています。

基本情報
メーカー MB&F
型番 Horological Machine No. 9 “Flow”
縦×横×厚さ 57mm × 47mm × 23mm
ケース素材 グレード5 チタニウム
防水性能 3気圧
ブレスレット チタンバックルに手縫いカーフ
価格/生産数 $182,000(¥20,527,000)/33×2
ムーブメント情報
キャリバーNo.
巻上方式 手巻き
振動数 18,000
石数 44
調速機構 フリースプラング
その他 デュアル・エスケープメント
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'79年生まれ。1浪2留の流浪期を経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融業界で会社員として勤務。英文翻訳が得意。 ラグジュアリー全般に関する考察と海外発の腕時計情報をいち早くお届けします。











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