チープ過ぎず、高級過ぎない「程々の」NATOストラップ モレラート「ARMY」シリーズ

僕は時計のストラップをNATOストラップに交換するのが趣味のようになっています。

2015年に映画007「SPECTRE」でジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグがスーツにオメガ純正のNATOストラップを合わせているのを見て「これはアリだ!カッコいい」と思いました。

それで、僕も銀座のハイエクセンターのオメガで純正のNATOストラップを29,700円で購入(その後19,400円に値下げされました)したりと、かなり入れ込みました。ただ、悲しいかな、オメガ純正のNATOストラップはオメガの時計には絶妙に合うのですが、他社の時計だとブランドロゴがごちゃ混ぜになって何だかビミョーな気持ちになるのです。

NATO軍で正式に採用されているPhoenix社のNATOストラップも試しました。これもツール感があって良いのですが、12時側(尾錠側)が短いので、僕の腕の太さだと尾錠が手首の真ん中に来ないところがやや不満でした。

その後、落ち着いたのがモレラートという比較的手頃な価格で革ベルトを提供するメーカーの作るNATOストラップ「ARMY」シリーズです。僕は20mm幅のブラックを入手しました。オメガのイベントに出席するため、友人にスピードマスター1stレプリカ(Ref.3594-50)を借りたので交換して見ました。こういうツールウォッチには完全にしっくりきますね。

このNATOストラップの良さはベルトの全長が長過ぎないことです。全長は265mmなのでオメガ純正に対して45mm、Phoenix社に対して15mm短く作られています。NATOストラップというのは余寸を折り返してキーパーに通すことでサイズ調整するのですが、この部分の厚みがコンパクトになる点が優れています。
金具類はすべてツヤ消し加工されています。尾錠に「M::」とロゴが入りますがエッチングが浅いため目立ちません。ナイロン生地は目の詰まったシルキーなタイプで、厚みは1.5mmとオメガ純正NATOストラップ並みにあります。
こちらは、モレラートの通常タイプのNATOストラップです。二子玉川の髙島屋内の「アルキメデス・スパイラル」で確か4千円ほどで入手しました。こちらも長さは一緒ですが、ナイロンの質と金具の仕上げから考えると「ARMY」よりずっと落ちます。

モレラート製NATOストラップ「ARMY」は税抜5,000円と決して安くはありませんが、価格以上の価値を提供してくれます。また、ベルト幅18mmの仕様のタイプは、ビンテージウォッチのコレクターは必須だと思いますので、入手しておくと良いでしょう。人気なのは、やはりボンドカラー(グレー×ブラックのストライプ柄)のようです。

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