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ロレックス サブマリーナ Ref.114060 (セラミックベゼル)にオメガ純正NATOストラップを着せ替えてみた

2016年8月に時計趣味仲間からROLEX SUBMARINER CERAMIC BEZEL Non-Date(ロレックス サブマリーナ セラミック ベゼル ノンデイト)Ref.114060を当時の中古相場よりずっと安く手に入れる幸運に恵まれました。

実はサブマリーナのノンデイトモデルを入手するのは二度目で、一度目は2001年にRef.14060Mを29万円で入手しました。

2012年に登場したRef.14060MはアルミベゼルにCHRONOMETER(クロノメーター)認定がないモデルでしたが、Ref.114060はクロノメーター認定はもちろん、ベゼルがセラミックに変更となり、傷にめっぽう強くなりました。

ベゼルそのものはステンレスですが、ベゼル表面を「セラクロム」というセラミック合金シートを貼り付けているのです。余談ですが、2017年にアップデートされたデイトナ(116500LN)はタキメーターベゼルそのものがセラクロム合金のモノブロックでできているので、より堅牢だと思われます。

搭載するムーブメントはCal.3130。これはRef.14060Mから変更がないのですが、ヒゲゼンマイが平ヒゲゼンマイからパラクロムという耐磁性能の高いヒゲゼンマイをブレゲ巻き上げ式に変更しました。この変更点は2007年頃に14060Mにも適用されたため、14060M(後期)はクロノメーター認定表記が追加されています。

中身はあまり変わりがないものの、セラミックベゼルを搭載したサブマリーナの最も進化した点はブレスレットにあります。

リンク駒で調整可能な点は数多の時計と変わらないのですが、クラスプに「グライドロックエクステンションシステム」と呼ばれる2mm単位で最大2cmスライド稼働できるブレスレット延長機構が搭載されています。

この微妙な調整幅によって着用感は抜群に良く、これ以上緻密に計算されたスポーツウォッチは考えられないほどです。

唯一進化と引換となったのは「重量アップ」です。特に夏はその重量感を意識してしまうことが多いのです。

初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリーがRef.5513に幅の不足したNATOストラップを付けていたことは有名ですが、僕はOMEGA純正のNATOストラップが手元にあったので、付け替えてみることにしました。もちろん使用するのはジェームズ・ボンドが使用したグレーとブラックのストライプ柄です。

Ref.114060のバネ棒は相当強固に作られているので、取り外しは両方向から抑え込む特殊なバネ棒外し「BERGEON(ベルジョン)No.7825」を使用しました。これ3万円近くする高級な工具なのですが、ロレックスの正規店にて常備してあるくらい信頼できる工具です。注意しないとバネ棒を飛ばしてしまいますが、ずっと作業は楽になります。

ロレックスサブマリーナ114060_NATOストラップ1

ベルジョンNo.7825でバネ棒を取り外す

ロレックスサブマリーナ114060_NATOストラップ2

バネ棒とケースの隙間はかなり狭くなっています。

オメガ純正NATOストラップは厚みがあって「もっちりシルキー」なので、バネ棒とケースの間はかなりタイトになります。おまけにRef.114060のケースの段差は刃物のように鋭いので、耐摩耗性の高いこのナイロン生地も頻繁に交換すると、生地が傷んでしまいます。

ロレックスサブマリーナ114060_NATOストラップ4
はい、完成!かなりバルキーでカッコいいでしょ?これが意外とスーツには映えるのですよ。野暮ったくならないのがオメガ純正ストラップの良いところ。ちなみにストラップの価格は19,800円と高いです。でも、これでも1万円近くお求めやすくなりました(僕は3万円近く出して購入)。
ロレックスサブマリーナ114060_NATOストラップ5
装着すると、意外にも腕馴染みが良いんですよね。

ロレックスサブマリーナ114060_NATOストラップ7オメガ純正ということもあって、キーパー部分と尾錠にブランドロゴが入ってしまうのが、「ガッチャマン」のようで嫌ですね。金属部分がプレーンのバージョンがあれば最高なんですが。
ロレックスサブマリーナ114060_NATOストラップ8

以上、オメガ純正NATOストラップをロレックス サブマリーナに装着する実験をお届けしました。おすすめ度数は★★★★☆です(NATOストラップが傷みやすいのがマイナス)。

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