第120回日商簿記検定1級を受験して
3度目となる日商簿記検定1級もあっけなく敗退。会計学は比較的よくできたが、簿記は委託販売の論点で躓き、足切必至を悟り前半の試験で切り上げたあ。
日商簿記は今回が最後と決めていたので、mission failed。ちょっと遠回りした間は否めないが、ここまで勉強したところは税理士試験の簿記論範囲を一巡しているはずなので、その目的は達したと納得することにした。
ただ、ちょっと残念なのは前回から今回まで過去問以外何も手をつけずだらだらと過ごしモチベーションを維持できなかったことか。
ところで、書店で学習に関する本をパラパラと読んだが、モチベーションも実力も3回でピークアウトするそうなのでこの決め事は満更出鱈目や思い付きではないようだ。
時間があまりないので、いよいよ税理士試験に軸足をシフトしたいのだが、簿記論と財務諸表論のどちらを受験しようか真剣に悩んでいる。大学院で会計・税法の修士学位(MBA)を取得する予定なので試験で合格すればよいのは会計一科目と所得税か法人税の税法一科目。
第58回尾税理士試験の簿記論と財務諸表論の予備校回答速報を並べてみると、簿記論がほとんど数字と仕分けのみであるのに対し、財務諸表論は理路記述とB/S I/Sの作成が占めている。私は理論記述に苦手意識を持っているが、合格率を見ると簿記論より高いようだ。
簿記論は計算問題主体だが、量が多くスピードと正確性が求められるらしいので、こと数字に弱い私に適正があるのかどうかは疑問。合格率も簿記一級とほぼ同等の競争試験。
高校では世界史B、大学ではフランス語&ロシア語と、いつも科目選択を誤り後々苦しむ経験から慎重に選択したい。両方選択してどちらか合格すればよいという合法磊落な手法もないわけではないが、短期間合格向きではないし、それは戦略とはいえない。
よほどのことがない限りは簿記論を選択することになりそう。もう独学では会計法規の変更など情報戦に対応できなくなるので予備校の講座を受講する。以前、神保町の大原簿記専門学校に通ったものの、鼻中隔湾曲症の手術で誘引したのをきっかけに挫折した苦い思い出があるが、今回は簿記知識のベースはある程度確立しているので、初学者にありがちな挫折をあまり心配してはいない。通信教育だと怠けるので、通学が前提だ。
短期間かつ名古屋で受講できるところを前提にするとTACが最適と考える。1月~7月まで週6時間の講義を受けることで学習目安とされる450時間の30%強を消化。毎朝勤務時間までに確保できる学習時間は80時間。残り200時間を余暇70日に割振ると3時間程度を学習に当てればおおよその予定が立てられる。コンスタントが難しいのだが、7ヶ月くらい我慢したい。
予定管理やインプットにはデスクで眠ってしまったfILOFAXの手帳やマインドマップをフル活用したい。時間投下は上のとおりだが、投資は雇用保険給付金で20%控除後11万円程度か。Mac Bookの一番安い機種が買えてしまう小さくない投資だが、20代最後のがんばりに賭けたい。
ブログにも学んだことを反映させたい。
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