K.Iwahashiが語るラグジュアリー論







節操なきガッチャマンか、それとも完璧なるラグスポか?Bell&Ross BR05発表w

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   image by MONOCHROME WATCHES

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'79年生まれ。1浪2留の流浪期を経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融業界で会社員として勤務。英文翻訳が得意。 ラグジュアリー全般に関する考察と海外発の腕時計情報をいち早くお届けします。

スクウェアケースにラウンド型の文字盤の、いわゆる航空計器のようなデザイン。これがBell&Rossに抱く一般的なイメージではないでしょうか?

Bell&Ross BR05-8
初代BR01

ところが、その硬派なBell&Rossが2019年に発表した新作は意外にもラグジュアリースポーツウォッチです。それがBR-05シリーズとしてリリースされます。

Bell&Ross BR05-1
BR05のデザイン画

ラグジュアリースポーツとは1970年代にジェラルド・ジェンタ氏がオーデマ・ピゲ ロイヤルオーク(Royal Oak)で具現化したデザインの系譜。パテック・フィリップ ノーチラス(Nautilus)も後発ですが、この系譜に含まれるのです。

Bell&Ross BR05-2
On wrist

全体的なシルエットはRoyal Oak、スクウェアケースはカルティエ サントス、リューズガードはカルティエ カリブル ドゥ カルティエ、ブレスレットはパテック・フィリップ ノーチラス、そして文字盤はパネライからの良いところを持ってきた印象です。まさにガッチャマン…

ケースサイズは40㎜×40㎜で、厚みは11㎜と、ラグスポを意識した薄さです。

Bell&Ross BR05-3
ラバーストラップもかなり良し

ラバーストラップをつけた様子はゼニス デファイ・クラシックのようで、もはや笑うしかないですね。

Bell&Ross BR05-4
ブレスレットに関してはRoyal OakよりNautilusに似ている

スチールブレスレットのセンターのコマがポリッシュされているのはノーチラスっぽいぞ。

Bell&Ross BR05-5
セリタSW-300ベースのBR-CAL.321

下手に自社製フリースプラングムーブメントを使うのではなく、ETAジェネリックのSW-300を使うあたりは好感が持てます。どこでもメンテナンスできるというのは強みですからね。

Bell&Ross BR05-6
スケルトン仕様のBR05A-GR-SK-ST/SRB (右)

スケルトン仕様も500本限定で販売されます。こちらはアワーマーカーが全てバトン型になっています。

Bell&Ross BR05-7
ローズゴールド仕様(BR05A-BL-PG)まで用意される。本気で売る気だ…

Bell&Rossの本気度が窺えるのは、ゴールド仕様が展開されているというところ。

いやはや、Bell&Rossのマーケット感覚には驚かされます。オーデマ・ピゲやパテック・フィリップが意図的にスチールモデルのラグスポの生産本数を抑えるなら、俺たちがマーケットを奪うよという挑戦的態度が垣間見えますもんね。

売れ筋はブラック文字盤でしょうか。この文字盤カラーにのみミニッツトラックが描かれています。こちらのステンレスブレスモデルは55万円(税別)、ラバーストラップモデルは49万円(同)というプライスタグです。

BR05の登場はラグジュアリースポーツウォッチがダイバーズウォッチと並ぶひとつのデザイン文法が確立された象徴的なモデルとも捉えることができるわけで、今後多くの時計メーカーが追従しそうな予感です。

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