K.Iwahashiが語るラグジュアリー論







再生産開始!名キャリバー321を搭載するオメガ スピードマスター ムーンウォッチ プラチナが2019年冬に登場!

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'79年生まれ。1浪2留の流浪期を経て'05年に早稲田大学商学部卒業。 現在は金融業界で会社員として勤務。英文翻訳が得意。 ラグジュアリー全般に関する考察と海外発の腕時計情報をいち早くお届けします。

2019年初めにオメガがキャリバー321の再生産を発表して以来、スピードマスターシリーズへの実装が長らく待たれていたわけですが、遂にその仕様が明らかになりました。

大方の予想通り、特別仕様のスピードマスター プロフェッショナルへ搭載されました。それが2019年冬にデリバリーが開始されるオメガ スピードマスター ムーンウォッチ プラチナ(Ref.311.93.42.30.99.001)です。ケースは何とプラチナ製で、1966年に登場した第4世代(ST105.12)のケースがモデルとなっています。ST105.12は現在まで続くツイストラグの系譜が誕生した象徴的モデル。ケースサイズは42㎜。これに、アリゲーターストラップが組み合わされます(裏地もアリゲーター製なのが豪華!)。

ダイアルにはブラックオニキス、センタークロノグラフ針を除く針とバーインデックスには18Kホワイトゴールド、3コンパックスのサブダイアルにはメテオライト(それも月隕石)をスライスしてセットしています。ケース材のプラチナもゴールドとの合金(Pt950Au20)です。タキメーターベゼルはセラミック製、ホワイトエナメルで植字されていて何とも豪華なスピードマスター プロフェッショナルです。

Cal.321
地板とブリッジにセドナゴールドが与えられたCal.321

そもそも何故キャリバー321が持て囃されるかというと、1957年にNASAに公式採用されたスピードマスター プロフェッショナル(ST105.003) に搭載されていたオリジナルムーブメントがこの321であるからなのです。初めて月面に着陸したニール・アームストロング船長の腕に巻かれていたスピードマスターにもこのムーブメントが時を刻んでいました。その歴史的偉業の一員としての価値が高く評価されているのです。

Cal.321

オメガは1968年にやや簡素化されたCal.861を採用して以降、Cal.321の生産を停止しまいましたが、垂直クラッチとコラムホイールを備えた321は、審美性の観点からも根強い人気を誇るムーブメントなのです。スピードマスター ムーンウォッチ プラチナではこの321をトランスパレントバックから眺めることが可能です。毎時18,000振動のゆったりとしたビートは鑑賞の愉悦を間違いなく与えてくれるでしょう。

個人的には2019年春にフリースプラング化して15,000ガウスの耐磁性能を得た新861に魅力を感じますが、新素材を使用しない古典的な321も愛好家にとっては堪らないでしょうね。

この321の年間生産数は2,000個に限られます。とはいえ、このRef.311.93.42.30.99.001は意外にも限定生産ではありません。生産本数を限定せずともCHF55,000(約604万円)を支払える人というのは限られているのですから。

今後この321がステンレスケース/ブレスレットに搭載されることが期待されます。入手難易度はグッと高くなりそうですね。

基本情報
メーカー OMEGA
モデル/型番 Speedmaster MOON WATCH Platinum/Ref.311.93.42.30.99.001
直径 42mm
ケース素材 プラチナ(Pt950Au20)
防水性能 30m
価格/発売時期 CHF55,000(約604万円)/2019年冬
ムーブメント情報
キャリバーNo. Cal.321
巻上方式 手巻
振動数 18,000
調速機構 緩急針
パワーリザーブ 44時間
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