生誕50周年限定モデル第3弾!タグ・ホイヤー モナコ1989-1999 リミテッド エディション
誕生から50周年を迎えたタグ・ホイヤー モナコ。
F1モナコ・グランプリからインスピレーションを受けたこのモデルの特徴は、角型(スクウェア)ケースを持ちながら100m防水を獲得していることです。それだけ角型ケースに防水性能を確保することは技術的に難しかったのです。それまでクラシックな立ち位置にあった角型時計を一気にスポーツウォッチに仕立てた、という点で時計史に功績を残すモデルです。
タグ・ホイヤー モナコが脚光を浴びたのは1971年。スティーブ・マックィーン主演のドキュメンタリータッチの映画「栄光のル・マン」彼の右手に巻かれたのがモナコ クロノグラフなのです。
その誕生を記念して2019年中に10年ごとの時代を象徴する限定モデルをタグ・ホイヤーはリリースすることになっています。その第3弾として登場したタグ・ホイヤー モナコ1989-1999。1989年と1999年とではまるで時代の空気が異なるので、このdecadeを一括りにすることに一種の危うさを感じるところですが、一体どのような仕上がったのでしょうか?
目を惹くのは、シルバーダイアルが梨地加工によって荒らされており、そこに鮮やかなブルーとレッドの直線が駆け抜けるようなデザインとなっています。冷戦終了後の混沌とした国際情勢にあって、加速度的に進歩を遂げたICT技術の対比を象徴しているかのような見事なデザインです。僕の個人史に照らすと1997年のケンイシイのアルバム『METAL BLUE AMERICA』の世界観を時計の文字盤に移植したような感覚です。実に秀逸なデザインです。
マットなブルーのカーフレザーストラップにはパーフォレーションが施されており、縫い合わせるステッチは鮮烈なレッド。裏地もレッドというサイバーアート的な配色です。これ、ちゃんと交換用に製造を続けてくれるのでしょうか?そうでなければ、ジャンルソーなどオーダーメイド専門店で同じものをオーダーしましょう。
タグ・ホイヤー モナコ1989-1999は限定169本。税抜705,000円でデリバリー予定です。
基本情報 | |
メーカー | TAG Heuer |
モデル/型番 | Monaco 1989-1999 Limited Edition/Ref.CAW211X.FC6468 |
直径 | 39mm |
ケース素材 | ステンレススチール |
防水性能 | 100m |
価格/発売時期 | 705,000円(税抜)/限定本数169本 |
ムーブメント情報 | |
キャリバーNo. | Cal.11 |
巻上方式 | 自動巻 |
振動数 | 28,800 |
調速機構 | 緩急針 |
パワーリザーブ | 40時間 |
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